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2025.05.01 SUPER GT

スーパーGT富士公式テスト【VELOREX】

片山義章が、雨の富士でトップタイム!

新たなチーム、VELOREX(ヴェロレックス)としてSUPER GTに参戦する片山義章選手とロベルト・メリ・ムンタン選手は、3月29日~30日に静岡県・富士スピードウェイで開催されている「スーパーGT富士公式テスト」の初日を、まずはトップタイムで締めくくりました。

【UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 296 GT3】

UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIで2年目の参戦となる今シーズン、先日、3月15日~16日に開催された「スーパーGT岡山公式テスト」でもウェットコンディションでトップタイムをマークしたVELOREXですが、前回の好調ぶりを維持し、またしてもウェットコンディションとなった「スーパーGT富士公式テスト」初日午後のセッション2、GT300クラス専有走行において、最後に片山義章選手が1分44秒115をマークし、初日トップの座を奪いました。富士スピードウェイは朝から雨が降り、午前10時から1時間30分で実施されたセッション1は、気温11℃、路面温度11℃という悪コンディションでのスタートとなりました。多くのマシンが一旦コースインしてそのままピットに戻りコンディションの好転を待ちましたが、雨はむしろ強まり始め、6号車も片山義章選手、ロベルト・メリ・ムンタン選手が合計7周をこなし、4番手タイムとなる1分48秒396を6周目にマークした段階でピットに戻りました。実はこの時、装着したセンサー系に不具合が発生しており、その修復に時間を要することもあって、小倉啓悟チーム監督は午後のセッション2に向けて万全の体制を整えることをスタッフに指示しました。

午後2時にスタートしたセッション2では、気温、路面温度ともに10℃とさらに寒さがつのるコンディションとなり、セッション終盤には気温6.5℃、路面温度7℃というタイヤにとって厳しい状況でした。雨量が増えたり減ったりと変化する中、積極的に走り込むロベルト・メリ・ムンタン選手がまずはトップタイムをマーク。しかしライバルに逆転されたタイミングで赤旗中断となり、片山義章選手がステアリングを握ってラストアタックを開始。コンディションが好転した瞬間を見逃さず、見事最終アタックで1分44秒115を33周目にマーク。2番手以下に0秒441の差をつける見事な走りを見せ、岡山公式テストに続くトップタイムで公式テスト初日を終えました。

【片山義章選手】

ドライ路面での課題と、開幕戦への自信

午前中のセッション3を4番手、午後のセッション4を13番手で終えました。UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIは前日のウェットコンディションで片山義章選手がトップタイムをマーク。先日の岡山公式テストでもウェット路面ではトップタイムをマークしていただけに、チームとしても自信を深めました。3月30日、テスト2日目は待望のドライコンディション。朝の段階で気温11℃、路面温度8℃とすでに前日よりもコンディションは好天しており、走行開始直後にはいくつかあったウェットパッチもGT車両が走行することで、すぐに乾き始めました。

シーズン開幕前の最後のテストということで、セーフティカーの練習やFCYの練習等がセッション3には組み込まれましたが、チームは短い時間の中で開幕戦に向けて最後のデータ収集をすべく、詳細なテストプログラムを組んでセッションをスタートさせました。

【ロベルト・メリ・ムンタン選手】

午前中のセッション3ではパフォーマンスランを中心にセットアップを進め、ユーズドタイヤを履いた片山義章選手が終盤トップタイムをマークすると、そのアドバイスでセットアップをアジャストしてニュータイヤを履いたロベルト・メリ・ムンタン選手が1分35秒748をマーク。上位3台とは異なるタイヤコンパウンドということもあり、満足できる内容での4番手タイムでした。
午後のセッション4では、主として岡山での開幕戦に向けたレースシミュレーションを行ないました。新たなメカニックたちとのピット作業の導線チェックや、ロングランでのタイヤ戦略の違いによるロスタイムの比較チェックなどを実施。細かなトラブルはいくつかありましたが、タイム的には安定しており、開幕戦に向けての課題も確認できました。

タイム的にはロベルト・メリ・ムンタン選手が1分36秒710を51周目にマークし、13番手タイムではありましたが、2人のドライバーが午前60周、午後59周を走り切り、しっかりと内容の濃いテストができました。今回のスーパーGT富士公式テストには多くのファンが詰めかけてくれました。悪コンディションの初日を含め、2日間での入場者数は11200人と昨年の11%増という数字が、今年もスーパーGTの人気を物語っていると思います。次はいよいよ開幕戦、岡山国際サーキットです。ホームコースで勝利を狙うVELOREXの活躍にご期待ください。

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