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2025.05.01 SUPER GT

スーパーGT Rd.1 岡山【VELOREX】

悲願の優勝へ向けて、手応えのあるキックオフ!

天候に恵まれた岡山国際サーキット。公式練習が始まる時点では気温15℃、路面温度は23℃というコンディションとなり、昨年と比較すると気温、路面温度ともにやや低くはなっていますが、陽射しさえ当たれば暖かな、過ごしやすい状況です。

【UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI】

今シーズンの開幕戦に向けて岡山国際サーキット、富士スピードウェイでの合計4日間にわたる公式テストでフェラーリ296GT3をさらに煮詰めてきたVELOREXは、ウェット路面でのテストでは常にトップタイムをマークしてきただけに、ドライ路面となった今回の公式練習、予選に向けて気合いが入ります。


4月12日(公式練習/予選)

天候:晴れ
コース状況:ドライ
気温:23℃(GT300クラスQ1開始時)
路面温度:31℃(GT300クラスQ1開始時)
予選開始:14時00分(GT300クラスQ1-A組開始)


午前中の公式練習ではふたりのドライバーは異口同音にやや強いアンダーステアを訴えましたが、タイム的には走行開始早々から1分25秒259と、好タイムをマークしており、路面温度の変化や午後の予選に向けて更にセットアップを煮詰めます。午前中の公式練習は最終的に大きなトラブルも無く、トータル44周をこなしてクラス2番手で終えることとなりました。

午後2時、予選開始時は気温23℃、路面温度31℃、湿度38%というコンディションとなりました。今シーズンは予選方式が一昨年の方式に戻り、A、Bふたつのグループに分かれた予選Q1でそれぞれ上位9台が予選Q2に進出。18台で争われる予選Q2でのタイムでグリッドが決まるというシステムです。VELOREXはAグループに振り分けられ、予選Q1アタッカーはエースドライバーの片山義章選手が務めます。スタッフ全員に「今日は1位で通過するよ!」と宣言してコクピットに乗り込んだ片山義章選手は、ゆっくりとコースインすると、慎重にタイヤを温め、4周目のアタックで1分25秒619をマークし、一気にトップを奪取。有言実行で予選Q1を14台中最速タイムで通過してみせました。午後14時53分、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIは、ロベルト・メリ・ムンタン選手がステアリングを握り、予選Q2がスタートしました。ピットからは無線で前車や後続車とのギャップを細かく伝え、ロベルト・メリ・ムンタン選手はタイヤを温めながらタイムアタックの間合いを調整します。ロベルト・メリ・ムンタン選手は渾身のアタックで4周目に1分24秒764をマークしましたが、トップタイムには0秒344届かず結果は5番手。明日の決勝レースはクラス3列目グリッドからのスタートとなりました。


雨の岡山で悪夢が襲い、首位を奪うも無念のトラブル

岡山国際サーキットで開催された2025 AUTOBACS SUPER GT Round 1 「OKAYAMA GT 300 KM RACE」の決勝は、前日とは打って変わった雨模様となり、天気予報では午前10時ごろには雨が上がるという予想も虚しく、スタート時になっても雨が降り続くコンディションとなりました。

4月13日(決勝)

天候:雨のち曇り
コース状況:ウェットからドライ
気温:13℃(スタート時)
路面温度:15℃(スタート時)
決勝レース開始:13時10分
(正式スタート時刻13時10分00秒)
レース予定走行距離:300KM82周
(正式フィニッシュ時刻16時05分17秒)

11時40分から20分間で実施されたウォームアップ走行では、各車レインセットの確認作業とタイヤ選定に追われ、決勝レースのスタート時刻まで各チームとも慌ただしく過ごしていくこととなりました。そんな中、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIは片山義章選手がステアリングを握り、1分47秒580と6番手タイムをマーク。決勝レースに向けての自信を深めておりました。午後1時10分、決勝レースを前に予定されていたレースアンバサダーによるフラッグ行進や、交通機動隊による白バイやパトカーのパレードランも中止とされ、セーフティカースタートで82周のレースは幕を開けました。決勝レースは5周目にセーフティカーがピットに戻り、実質的なレースがスタートした直後に第1コーナーを過ぎたあたりでGT500クラスの3台のマシンが多重衝突を起こし、一旦は再びセーフティカーが入りましたがドライバーの救出作業を優先するため赤旗中断。午後1時55分再スタートと発表されました。

片山義章選手はその時点で5番手のポジションをキープしていましたが、再スタートで冷えたタイヤの内圧が上がらず、6番手へとポジションダウン。14周目にGT500の1台が第1コーナーでコースアウトして再びセーフティカーが出され、17周目には隊列を整え再スタートとなりました。19周目にリスタートとなり、21周目にGT300クラスのトップ2台が接触。その混乱に乗じて片山義章選手は5番手に浮上しましたが、なかなかタイヤの適正温度に届かず、再び2台にパスされ7番手へとドロップ。しかしFCYが出されたタイミングで冷静さを取り戻すことができ、28周目には6番手、31周目には4番手へと浮上。タイヤが適正温度になって可動領域に入るとペースも上がり、上位陣の脱落もあって2番手争いを展開。やや強引にインを刺して2位の座を奪ったのですが、その際に接触してしまったことで、のちにドライブスルーペナルティを課されてしまいます。それでもハイペースで走る片山義章選手は48周目にトップに立ち、そのままピットに飛び込んでロベルト・メリ・ムンタン選手に交代。しかしピット作業中に運転席側のドアが脱落するトラブルが発生し、大きくタイムロス。さらにこのタイミングでチームは安全策を取って再びレインタイヤに交換したことが結果的に裏目に出て、再度タイヤ交換のためにピットインを強いられることとなったのです。レースは一時20番手までドロップしたロベルト・メリ・ムンタン選手が最後のスティントで怒涛の追い上げを見せ、チェッカーフラッグを13位完走、3ポイントを加算する形でのフィニッシュとなりました。従来と異なり1位から15位までにポイントが与えられる新ルールによって、VELOREXは初陣でポイントを獲得することができたと思っておりました。しかし悪夢はそれだけでは終わりませんでした。

レース後、19時17分発表の正式結果では2025GTAブルテンNo.012-T「最大過給圧違反」により失格となってしまったのです。チーム側は審議に対して抗議しましたが結果は変わらず、幻の3ポイントとなりました。あらためて次戦でのリベンジを誓います。

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