全日本ダートトライアル選手権 第2戦【HKS】
2戦目で、シリーズトップに立つ!
スピードパーク恋の浦が2022年に閉鎖となって以来、九州地区主催の全日本戦は開催されずにいましたが、今回の第2戦は九州地区主催で広島県安芸高田市のテクニックステージタカタで開催されました。
全クラス合計160台のエントリーに対し、159台の参加、D2クラスは12台の出走でした。タカタは起伏が多くヘアピンやS字、ジャンピングスポット、長いストレートなどがミックスされた非常にテクニカルなコースレイアウトとなっており、ストレートでは160km/hを超えることも。路面は土の硬質ダートに砂利が乗り、走行が進むにつれ砂利が掃けて土が掘られていくのですが、最近コース整備に使う砂利の採石業者が変わったとのことで砂利が掃かれきらずに残るという今までとは違った路面状況のためタイヤ選択は大いに悩みました。また決勝日の未明の降雨により朝一番は霧の中、路面もウェットでしたが最初のクラスの走行開始とともに霧が晴れ、路面が乾いた後はパドックは終始土煙のなかで各ヒートで散水が2回行われました。
公開練習
公開練習のコースは昨年の第8戦の決勝のコースレイアウトとほぼ同じでコース奥へ向かうストレートにアプローチするルートが少し違うのみでした。今回はアンダーステア対策としてリアウィングをローマウントにして持ち込みました。田口選手には「いきなり全力ではいかずに挙動の確認をお願いします。」とオーダーし、結果はトップから1.859秒差の3位となりました。空力を欠いていた昨年のデータと見比べても余裕があったため、あとはもっと乗りやすくするのみと、田口選手のコメントよりフロントのスプリング交換と前後ダンパーの減衰を調整して決勝に備えました。
決勝第1ヒート【1位/ 12台中】
公開練習では思ったほど砂利が掃けず硬質ダートタイヤのADVANA036の出番はまだ早すぎた印象、また未明の雨で土の路面は掘られやすくなっておりタイヤは一般ダートタイヤのADVANA053を選択しました。前日のサスペンションのセッティング変更が功を奏し、中間計測の時点で後続を大きく突き放すことができ、全体では2位炭山選手を2.275秒も上回る大きなアドバンテージを得ました。まだ若干アンダーステアが気になるとのことでダンパーの減衰を調整し、田口選手は第1ヒートのオンボード映像を確認したり、他のクラスの2本目のタイヤや動き、タイムを見ながら必勝のための策を練りました。
決勝第2ヒート【1位/ 12台中】
第2ヒート走行直前、タイヤはギリギリまで悩んでD2クラスのシード勢が出走待ちに並び始めたタイミングでタイヤを装着。ライバルのシード勢は硬質ダートタイヤで勝負に出るなかADVANA053を選択しました。後続とはタイム差があるため同じ条件で更にタイム更新を狙う方向に舵をきりました。おなじYOKOHAMAタイヤ勢で硬質ダートタイヤのADVANA036を履いた田辺選手、谷田川選手はタイム短縮に成功するも田口選手のベストタイムに届かず。残るはDUNLOP勢、第1ヒート2位の炭山選手とセンターデフにトラブルを抱えた昨年シリーズ2位の鎌田選手のみ。約2.6kmのロングコースとなった今回は3台が同時に走行、実況による中間タイムと全体タイムを聞きながら走行を見守ります。炭山選手の中間タイムは田口選手の第1ヒートから0.4秒届かず全体では0.6秒差、鎌田選手は中間で2秒届かず、全体で3秒差に終わり、田口選手の2本目の走行が終わる前に勝敗が決しました。