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2025.06.15 その他

全日本ダートトライアル選手権 第3戦【HKS】第2戦タカタから2連勝!

大激戦の予感

第3戦は栃木県那須塩原市に所在する丸和オートランド那須(つくるまサーキット那須)で開催されました。HKSランサーエボリューションのデビュー戦の2022年JAFカップでは3位、23年では転倒、24年は2位と3位と、一度も勝利できていないコースです。

今回こそ何としても獲りたいといつも以上の意気込みで臨みました。今回は全クラス合計150台のエントリーに対し、149台の参加、D2クラスは14台の出走でした。丸和は高低差のないフラットな地形にダートと舗装が混在するコース。舗装のストレートをスタートし、奥側のダート区間の最後に長いストレート、舗装を横切りながらの大きな円旋回、ダートから舗装へ飛び込むシケイン、舗装から直角にダートへ飛び込んでフィニッシュとコース内でグリップレベルが目まぐるしく変化します。またダート路面は走行するにつれ大きな石がモルタルで固められたゴツゴツした硬い路面が露出してくるため、砂利の掃け具合を予測しながらのタイヤ選択が非常に重要な要素です。天候は快晴、気温も20~25℃と暖かく、乾燥して土埃が舞うため、走行開始前、ヒート間、各ヒート中にも1回と入念に散水が行われました。


公開練習のコースは例年と比べて短く、特に奥のダートのテクニカルセクションがシンプルなレイアウトでした。慣熟歩行ではダート区間は硬く締められた土の上に砂利が多く撒かれている印象で、一般ダート用タイヤのADVANA053の選択が濃厚ながら各クラスの走りと砂利の掃け具合を見ながら判断することとしタイヤの準備をしました。公開練習はなんと上位5名が0.2秒の間にひしめき合う大接戦になりました。砂利は掃けきらずタイヤはADVANA053でスタートし、トップから0.134秒差の4位となりましたが、奥のヘアピンでリアが回り過ぎてしまい、カウンターステアで立て直した分のロスがあったため、巻き返す要素があるとポジティブな印象で公開練習を終えました。車両に対しての田口選手のコメントも良好で、ダンパーの減衰調整を行うのみで決勝を迎えました。

第1ヒート前の慣熟歩行ではまだ砂利が残っており、超硬質ダート用タイヤのADVAN A036の出番はまだ早い印象でしたが、走行が近くなると路底のモルタル路面が露出してきたため、出走直前にADVANA036に交換しました。公開練習での大接戦により攻めの姿勢が出たのかシード3人がパイロンタッチペナルティで5秒加算。田口選手もタッチ判定により5位に。全車ペナルティなしだったとしたら炭山選手から0.5秒ビハインドで2位、路面状況でバランスが崩れたのか少々気になるとのことで車高とダンパーの減衰を調整して第2ヒートに備えました。

第2ヒートでは第1ヒートで少数派であった超硬質ダート用タイヤを大多数が装着してきました。第1ヒートペナルティ無し想定の炭山選手のトップタイムを昨年シリーズ6位の亀山選手が上回り、谷田川選手は気合が入り過ぎたかパイロンタッチ。炭山選手はパイロン触らず更にタイムを1.2秒縮めてトップに(1分33秒695)、鎌田選手も自身のタイムを1.2秒縮めるも炭山選手には届かず、残すは田口選手のみ。コース後半、田口選手がフェイント動作から円旋回に入ったところで中間タイムがトップとのアナウンスされました。円旋回、シケインを安定して駆け抜け、前走が何台も足元を掬われたゴール前の直角コーナーもうまく抑えてフィニッシュ。タイムは炭山選手を0.13秒上回る1分33秒565で第2戦タカタから2連勝、パルクフェルメでチーム全員と固い握手をして丸和初優勝の喜びを分かち合いました。

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