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2025.06.16 SUPER GT

スーパーGT Rd.2 富士【TGR TEAM SARD】

第2戦富士、奮闘の5位フィニッシュ

第2戦の舞台は恒例のゴールデンウィーク開催となる富士スピードウェイ。開幕戦岡山ではクラス最後尾から逆襲の3位表彰台を獲得したDENSO KOBELCO SARD GR Supra。。レースは3時間の時間制で争われ、給油を伴うピットストップは2回が義務付け。フルで約118周ほど周回すると見込まれる。1人のドライバーの最大運転時間は2時間まで。

サクセスウェイトは現獲得ポイントの倍となる22kgを搭載する。重量増による富士でのタイムの落ち込みは、22kgだと約0.3秒ほど。タイヤの持ち込みセット数は、ドライ6/ウェット8セット(うち1セットはヘビーウェット対応用)で決勝スタートまで使うドライのマーキングは6セットとなる。 霊峰富士の麓にある富士スピードウェイは、GT500マシンだとストレートエンドでの最高速度は約300km/hに達し、世界屈指の1.5kmにおよぶロングストレートを持ちTGRコーナー(T1)でのブレーキング争いが見物。また道幅が広く低速から高速までパッシングポイントが多いダイナミックなサーキットでもあり、コカコーラコーナー(T3)やダンロップコーナー(T10)での先陣争いも迫力がある。長丁場の3時間レースで各チームとも用意周到にシミュレーションをして臨んで来るであろうことから、これまで以上に高度で緻密な戦略と、それを遂行するチーム総合力が要求され、また天候や運も味方につけたいところ。


公式練習走行

3日(土)9時から開始された公式練習走行は、気温19度/路面温度28度の五月晴れ。最初の85分間の混走セッションでは関口が、若干路面が一部濡れてはいたが、まず持ち込んだ中でソフト側のドライタイヤを装着して2周ほどクルマとタイヤのチェックを行い、8周目に1分28秒550でその時点で4番手タイム。セット調整の後にサッシャが19周目から別のソフト側ドライタイヤを装着して22周目に1分28秒311をマークして、その時点でトップタイムと仕上がりの良さをみせた。25周目からはそのままサッシャがロングラン評価メニューに移行。FCYテストを挟んだ混走セッションはトータル41周を走り込み、サッシャが22周目にマークした1分28秒311のタイムのままで14番手となった。

10分間のGT500単独セッションでは気温21度/路面温度35度に。サッシャが新品のハード側のドライタイヤを装着して予選のアタックシミュレーションを実施。この単独セッションでは6周を走行。さきの混走セッションのベストタイムからは、強めの風向きの影響からか、セクター2のみ区間タイムを更新。5周目の1分28秒385が単独セッションのベストタイムとなった。結果、公式練習走行はトータル47周を走行して、混走セッションでのベストタイム1分28秒311のままで15番手となった。午後の公式予選を戦うにはクルマの合わせ込みが更に必要があるということからインターバルで一層の見直しを図ることとなった。

公式予選

【サッシャ・フェネストラズ 選手】

サッシャが僅差のQ1で快走みせる6番手タイム

3日(土)15時03分から開始されたQ1は気温19度/路面温度31度と下がり始めたコンディションの中、残り7分半ほどでピットを出たサッシャは、決勝までを見据えた選択で、今回持ち込んだ中でハード側のタイヤを装着。クルマも大きく見直した中で、ウェービングやブレーキングなどで丁寧に芯までしっかりタイヤを温めるウォームアップを4周実施し、5周目に1周で決めるべくワンアタックを開始。セクター1では全車中4番時計の区間タイムを更新。続くセクター2では区間5番手。セクター3では区間8番手となったが、公式練習走行からクルマを改善し快走を見せた結果、非常に僅差のQ1でウェイト重めにもかかわらず、1分26秒949の6番手タイムでQ2進出を見事に果たした。

【関口 雄飛 選手】

関口がQ1タイム更新も僅差で8番手タイム

3日(土)15時41分から開始されたQ2は気温18度/路面温度31度に。同じく残り7分半ほどでピットを出た関口は、同じくハード側のタイヤを装着。少し早めのラップタイムでタイヤのウォームアップを4周実施した関口。厳しく僅差の予選のため、サッシャと同じく5周目に1周で決めるべくワンアタックを開始。セクター1ではサッシャをコンマ1秒上回る全車中3番時計で区間タイムを更新。続くセクター2でもコンマ1秒削る区間6番手。期待がかかったセクター3では重めのウェイトのためかコンディション変化からか若干タイヤピークから落ちた様子でタイム更新ならず区間9番手に。僅かなことで順位が変わる厳しい予選で、Q2進出車両の中でウェイトが重めながらも健闘の1分26秒907で予選8位となった。

決勝

4日(日)12時40分から開始された20分間のウォームアップ走行は、気温23度/路面温度38度で決勝日も五月晴れとなった。最初に関口が6周走行。続いてサッシャが7周目から最後まで走行。ウォームアップはトータル12周を走行して、関口が3周目にマークした1分29秒788の8番手で決勝への準備を整えた。

第1スティント︓関口が鬼神の追い上げで表彰台圏内へ

4日(日)、五月晴れとなった14時10分決勝スタート時点は気温24度/路面温度40度とこの週末の最高に。8番グリッドから確固不抜に勝利へ向っていったスタート担当の関口は、オープニングラップで1号車、37号車と2台をかわして6位に浮上、2周目ベストラップを刻みながら追従して4周目には3号車をかわして5位、27周目にアンダーカットの8号車がピットインで4位、32周目に16号車を最終コーナーでかわし3位、35周目に19号車を1コーナーでパスして2位浮上と、序盤に鬼神の追い上げをみせ表彰台圏内へ手が届く勢い良い走りをみせた。その後もペース良く走行し、スタート後1時間を超えた40周を終えたところで、サッシャと交代すべく、ピットに関口を呼び戻した。

サッシャが最後まで奮闘をみせる走り

交代したサッシャは1回目ピットインでピットイン周回数や給油時間など戦略が違う他車に先行を許すも45周目には5位にポジションを戻した。その後もペース良く走行していたが、途中路気温が下がり始めた50周目あたりからコンディション変化のせいか、タイヤにピックアップが付いたのか、思うようにペースが上がらずに我慢の走行。前との差が中々縮まらず追い上げは厳しい状況に。最終スティントは84周を終えてピットインしてソフト側タイヤを装着し、そのままサッシャがダブルスティントを敢行して戦列に復帰。90周目には先行を許した8号車をかわして最後まで奮闘をみせる5位フィニッシュとなった。


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