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2025.08.01 その他

全日本ダートトライアル選手権 第4戦【HKS】

オートスポーツランドスナガワ、2年連続優勝!!

第4戦は北海道砂川市に所在するオートスポーツランドスナガワで開催されました。HKS MotorSportとしては2度目のスナガワ、昨年は初挑戦ながら0.13秒差で制すことができました。今回は全クラス合計126台のエントリーに対し、124台の参加、D2クラスは10台の出走でした。

ここはコースが2段に分かれており上段が砂が多い硬質ダートの平地、下段が土メインのダート路面です。上段の長いストレートからスタートし、コースの奥からなだらかに下りながら下段に入り、短いスロープから上段に戻ってフィニッシュに向かうレイアウトです。下段は石狩川に近い林の中の湿地でいたるところに点在する水たまりを埋めるようにしてコースが作られており、近接するところは走行によって路面が深いところで20~30cmほど掘られていきます。こういった穴が何か所もできるためサスペンションには非常に過酷なコースと言えます。


公開練習
公開練習のコースは昨年と比べて短く下段のセクションも短めのレイアウトでした。慣熟歩行では下段でも硬く締められた土の上に砂利が撒かれている印象で、イン側が多少掘られたとしても全体的なバランスをとり一般ダート用タイヤのADVANA053を選択しました。公開練習はトップ鎌田選手に0.034秒及ばず2位となりましたがまだ余力あり。田口選手のコメントよりスタート時のローンチコントロールの調整とダンパーの減衰調整をして2本目に備えます。

路面は掘られはするもコンディションは大きく変わらずタイヤは引き続きADVANA053を選択しました。スタートからのロングストレートを気合でアクセルを踏んだという田口選手は最高時速176km/hをマーク!その甲斐あって中間タイムは1本目トップの鎌田選手を0.342秒引き離すことができました。フィニッシュラインまでプッシュを続け、後半でさらに0.33秒引き離して0.672秒差でトップに立ちます。後続を大きく引き離し一安心かと思いきや翌日の天気予報は雨、弱い雨が夜中から一日中降るとのことでした。いったいどれだけ掘れやすく、ぬかるむのかは翌日の慣熟歩行で確かめるとして、路面に合わせて選べるようタイヤの準備とダンパーの減衰を調整して決勝を迎えました。


決勝
予想以上に雨の影響は大きく、スタートのコンクリ路面が滑りそうだったり、上段下段とも深さ2㎝ほどの水たまりが続いていたり、下段の土はかなり柔らかく深く掘れていきそう、スロープの赤土はぬかるんでスリッピーなど。これに走行による路面の変化を読んで軟質ダート用タイヤのADVAN A031を選択し、泥のリリース重視で空気圧を高めに設定して送り出しました。結局YOKOHAMA勢もDUNLOP勢も全車軟質ダート用タイヤとなり、2本目の更なるコンディション悪化を見込んでプッシュした田口選手は中間タイムで0.611秒のアドバンテージ、全体では0.824秒の大きな差をつけてトップに立ちました。

第2ヒート前の慣熟歩行では上段にもわずかに轍ができ、下段には深さ20㎝強の穴がいくつか確認できました。雨は変わらず降り続けていたため更に路面状況が悪化すると踏んで、またもクラス全車が軟質ダート用タイヤを装着。先に走行する4WDクラス(N,SA2,SC)クラスでは1本目2本目ベスト比較でどれもタイムダウンしていました。D2クラスの走行が始まりノンシードの選手のうち2人が1秒ほどタイムアップしたため、もしやと思ったのですが、結局以降全車タイムアップならず。前走の鎌田選手がフィニッシュした時点で1本目のタイムで逃げ切り優勝が確定しました。チームで喜びを分かち合っていると車が帰ってこないことに気づきます。中間タイムは出てるからそこまでは走っているはずと思っていたらスローダウンして帰ってきました。左のフロントのタイヤがホイールから落ちてしまっていました。
パルクフェルメで話を聞くと中間前のヘアピン前ブラインドの右コーナーに50cmほどの大穴ができており、上位陣全員大焦りしたとのこと。運悪く引っかかってしまい、そこでタイヤが落ちてしまったようです。


決勝第1ヒート

決勝第1ヒート【オンボード映像】

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