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2025.10.30 SUPER GT

スーパーGT Rd.5 「SUZUKA GT 300 KM RACE」【VELOREX】

悔しさしか残らない、ポイントフィニッシュ目前の悪夢。

SUPER GT第5戦「SUZUKA GT 300KM RACE」は、夏休みの家族連れで賑わう鈴鹿サーキットでの開催となりました。搬入日から灼熱の太陽が照り付け、週末の暑さが心配されましたが、土曜日は朝から曇り空となり、気温、路面温度ともに予想よりはやや低めのコンディションとなりました。

【UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI】

サポートイベントのFIA-F4予選での赤旗もあり、予定より10分遅れの午前10時20分からスタートした公式練習は、気温32℃、路面温度40℃、湿度65%というコンディションの中で開始されました。

8月23日(公式練習/予選)

VELOREXの6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIは、まずはロベルト・メリ・ムンタン選手がコースイン。4周目に1分59秒804で全体2番手のベストタイムをマークし、ベースセットの正しさを確認。6周を終えてピットに戻り片山義章選手と交代。片山義章選手はあえてニュータイヤでのアタックをせず、セットアップを進めながら周回を重ねていましたが、GT500クラスのマシンがクラッシュしたために赤旗が出され、一旦ピットに戻ります。10時59分にセッションが再開されると、片山義章選手、ロベルト・メリ・ムンタン選手と交代しながらセットアップを煮詰め、予定されていたロングランのプログラムも消化し、最終的には29周をこなして14番手で公式練習を終えました。

今回はイタリアから駆け付けたチーフエンジニアのマッティア・オセラドーレも「路面コンディションが悪い時はバランスも良くなかったけれど、路面コンディションが良くなってきた段階ではロングランのペースもかなり良いし、バランスも良くなった。予選までに気温や路面温度に対して多少アジャストはするけれど、ベースは問題ないよ」と自信を覗かせました。
小倉啓悟チーム監督も「今日は本当に順調ですね。公式練習では新品タイヤを温存して1セットしか使わなかったので、片山義章選手は予選で一発勝負になりますが、きっとやってくれるでしょう」と笑顔を見せてくれました。

午後3時15分、GT300クラスの予選Aグループがスタートする頃には、気温34℃、路面温度46℃というコンディション。6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIは予選Bグループでの出走です。予選Q1Bグループに出走したのは片山義章選手。午後3時33分にコースオープンしましたが、片山義章選手は約1分間ピットでウェイティングし、コースイン。ゆっくりとタイヤを温め、3周目にアタックに突入。まずは1分59秒733で2番手タイムをマークするものの、ライバルたちも続々とタイムアップしはじめ、厳しい状況にも見えましたが、ラストアタックで1分59秒013をマークし、無事8位でQ2進出を決めました。16時08分、GT300クラス予選Q2の開始時には、気温32℃、路面温度42℃というコンディションとなり、ロベルト・メリ・ムンタン選手は先ほどの片山義章選手と同様にピットでウェイティングして、残り8分でコースイン。

2周に渡ってタイヤを温め、3周目に1分57秒708をマークし、4番手につけました。そのまま1周してピットに戻りチェッカー。最終的には6番手のポジションとなり、明日の決勝レースは3列目グリッドからのスタートとなりました。

8月24日(決勝)

SUPER GT第5戦「SUZUKA GT 300 KM RACE」の決勝は、シリーズチャンピオンを狙うVELOREXにとっては、悔しいという言葉ではとても言い尽くせない、不本意な結果となりました。前日の予選で6番手グリッドを得たチームは、決勝に向けてしっかりとデータを解析し、それをもとに攻めの戦略を組立てました。午後2時から20分間のウォームアップ走行が実施され、ロベルト・メリ・ムンタン選手と片山義章選手が交互にステアリングを握り、決勝前の最後の調整に余念がありません。計測3周目に2分01秒l151で3番手となるタイムをマークし、最終的に順位は7番手となりましたが、タイヤの摩耗度合もチェックでき、すべてが順調に展開されていました。午後3時30分、気温35℃、路面温度52℃というコンディションの中、三重県警の交通機動隊の先導によるパレードラップに続き、1周のフォーメーションラップの後に300kmのレースがスタートしました。

スタートドライバーは片山義章選手が務め、いつも通りの安定した好スタートを見せましたが、前車を抜くには至らず、6番手ポジションキープのままレース序盤を進めました。片山義章選手はタイヤと燃費を意識しながら安定したペースでコンスタントに周回を重ねていましたが、シケインでGT500クラスのマシンがクラッシュしたことによって、6周目にセーフティカーが出されました。後方のマシンとの差を広げるべくプッシュしていた6号車6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIでしたが、このセーフティカーによって後続からは差を詰められてしまいましたが、自らも前車との差を縮めることができたことにより、レース再スタート後にも上位集団の一角を形成するかたちで18周を走り切り、作戦どおりロベルト・メリ・ムンタン選手にドライバー交代。ピット作業もミスひとつなく迅速にタイヤ交換と給油を終え、6号車は18番手でレースに復帰しました。

いつものようにロベルト・メリ・ムンタン選手の激しい追い上げが開始され、20周目に17番手まで浮上し、その後も上位陣のピット作業のタイミングもあり、着実にポジションをアップ。28周目には8番手まで浮上し、ステイアウトの車両を除けば、実質的には5位を争うポジションとなっていました、その後もハイペースで前を行くマシンを追い続けましたが、ラスト5周のスプーンカーブを立ち上がったところでロベルト・メリ・ムンタン選手から「タイヤがおかしい。スローパンクチャーかも知れない」と無線が入りました。その直後、130R手前で6号車の右リヤタイヤが激しくバースト。幸いバックストレートだったこともあり、コントロールを失うこともなくそのまま3輪状態でピットに飛び込みタイヤ交換。再び戦列に復帰しましたが、残された周回数では成すすべもなく、結果は19位完走、ノーポイントに終わりました。

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