スーパーGT Rd.5 「SUZUKA GT 300 KM RACE」【TRS IMPUL with SDG】
サクセスウェイト49kgを乗り越え予選5位、粘り強く戦い切り、8位でのチェッカー。
2025年度のSUPER GT第5戦が8月23日・24日に鈴鹿サーキットで開催れた。全8大会で行われる今シーズンも後半戦に突入。TRS IMPUL with SDGは、イレギュラーなレースフォーマットで行われた第4戦で5.5ポイントを獲得し、現在は24.5ポイントでランキング6位。今大会は49kgのサクセスウェイトを搭載してのレースとなる。
【公式練習・公式予選】
予選日の鈴鹿サーキットは曇り空ながら、やや息苦しさを感じるほど湿度が高く、じっとりと汗ばむ陽気に。気温32度、路面温度42度というコンディションで始まった公式練習で、TRS IMPUL with SDGはベルトラン・バゲット選手が先にステアリングを握った。計測5周目に1分48秒405をマークすると、平峰一貴選手に交代。ピットインとピットアウトを繰り返しながらマシンのセットアップを煮詰めていく。GT300クラスとの混走時間後半に再びバゲット選手が感触を確かめると、最後の10分間で行われる専有走行では平峰選手がドライブ。この時点ではバゲット選手の出したタイムがチームとしての最速タイムだったが、平峰選手はここから1秒以上削って1分47秒361をマークし、3番手で公式練習を終えた。公式予選のQ1には、平峰選手が出走。気温は34度、路面温度は47度と午前中よりもやや上昇していた。
セッションが開始して早々にコースインした平峰選手は、アウトラップからハイペースを見せ、まだタイヤを温めている段階のラップでもタイミングモニターでトップに付ける。計測5周目のアタックラップでは、1分45秒738をマーク。2番手とは0.06秒と僅差ながら、堂々のトップタイムでQ1を突破した。チームメイトの気迫あふれる走りに自信を深めたバゲット選手は、平峰選手同様計測5周目のアタックで1分45秒762というタイムをたたき出す。午前中の自身ベストタイムから3秒近く削ったが、ライバル勢のタイム更新も大きく、順位は5位という結果に。52周で争われる明日の決勝レースは5番グリッドからスタートすることとなる。
【決勝】
決勝日は日差しを遮る雲も少なく、予選が行われた前日以上の暑さを感じる陽気となった。決勝を前に14時ちょうどから20分間で行われたウォームアップ走行は、1分50秒864というタイムで13番手。チームはダミーグリッドに着いてからの限られた時間も使い、セットアップに手を加えていった。29,000人のモータースポーツファンがつめかける中、15時にパレードランとフォーメーションラップがスタート。52周にわたる戦いが始まった。#12 TRS IMPUL with SDG Zのスタートドライバーを務めたのはベルトラン・バゲット選手で、序盤から前方のライバルを追い詰めていく。2周目のシケインで1台がコースアウトし、これで4番手にポジションアップした。今大会はレース中のアクシデントが多く、5周目にはGT500クラスの1台がコースアウトしスポンジバリアにヒットしたことからセーフティカーが導入される。
ライバル勢との前後のギャップが縮まったところで10周目にリスタートが切られるが、バゲット選手はポジションキープ。18周を終えるところでピットへ向かい、平峰一貴選手に交代した。チームは迅速なピット作業で平峰選手をコースに送り出すと、期待に応える気迫の走りを披露し、24周目には前を走るマシンに接近。デグナーカーブで相手のテールにはりつくと、ヘアピンコーナーでイン側に切り込み並びかける。惜しくもこの勝負はものにすることができず、ここでの順位アップはならなかったが、#12 TRS IMPUL with SDG Zは、終盤5番手まで順位を取り戻した。ただ、早いタイミングでのピットインだったことも影響し、終盤は苦しい戦いに。フルコースイエロー(FCY)の速度制限が解除されたタイミングで起きたヘアピンコーナーでの攻防では、止まり切れず1台の先行を許すと、その後2台にかわされてしまう。それでも最後まで粘り強く戦い切り、8位でチェッカーを受けた。