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2025.10.30 SUPER GT

スーパーGT Rd.5 「SUZUKA GT 300 KM RACE」【TGR TEAM SARD】

第5戦鈴鹿、獅子奮迅の6位フィニッシュ!

今季第5戦は、後半への折り返しとなる真夏の「SUZUKA GT 300km RACE」。前戦富士スプリントの2レースで決勝結果5位&4位となって、現在チームランキング6位につけているDENSO KOBELCO SARD GR Supra。レースフォーマットは通常に戻り、8月23日(土)午前に公式練習、午後にノックアウト方式(Q1、Q2)の公式予選、24日(日)決勝は15時30分スタート。

【DENSO KOBELCO SARD GR Supra】

レース距離は、300km(52周︓約2時間)で争われ、ピットストップは1回で1人のドライバーの最大運転周回数は34周まで。サクセスウェイトは、現獲得ポイントの倍となる48kgを搭載する。重量増による鈴鹿でのタイムの落ち込みは、48kgだと約1秒ほど。タイヤの持ち込みセット数はドライ4/ウェット6セットで、決勝スタートまで使えるドライのマーキングはそのうち4セットとなる。今大会はハード側3セット、ソフト側1セットで持ち込んだ。

公式練習走行

23日(土)予定より10分遅れの10時20分から開始された公式練習走行は、気温32度/路面温度38度で真夏の日差しが照りつけるコンディション。最初の85分間の混走セッションでは関口が、路面コンディションが落ち着いた頃を見計らって、まず持ち込んだ中でハード側のドライタイヤを装着して7周ほどクルマとタイヤを確認。6周目に1分48秒182でその時点で6番手タイムを記録。赤旗中断を挟んでセット調整の後にサッシャが15周目から同じタイヤのまま走行。途中セット調整を施しながらショートランと長めのアウティングでクルマのバランスやペースを確認した。FCYテストを挟んだ混走セッションはトータル28周を走り込み、関口が6周目にマークした1分48秒182のタイムのままで7番手となった。 10分間のGT500単独セッションでは、いっそう日差しが強くなり、気温34度/路面温度48度に上昇。サッシャが新品のソフト側のドライタイヤを装着して予選のアタックシミュレーションを実施。この単独セッションでは5周を走行。

さきの混走セッションのベストタイムからは、セクター2と4の区間タイムを更新して3周目の1分48秒120が単独セッションのベストタイムとなった。結果、公式練習走行はトータル33周を走行して、単独セッションでのベストタイム1分48秒120により10番手となった。午後の公式予選を戦うには予想される予選コンディションへの合わせ込みが更に必要があるということからインターバルで、よりアグレッシブに見直しを図ることとした。

公式予選

23日(土)15時48分から開始されたQ1は気温34度/路面温度47度と猛暑となった最高気温時からは数値的には下がり始めたが、そのままの暑さを感じるコンディションの中、関口は持ち込んだ中でハード側のタイヤを装着。クルマも午前中のセットから午後の予選に向けて調整をした中、じっくりと丁寧にタイヤを温めるウォームアップを4周実施し、予定通り5周目にアタックを開始。48kgのウェイトを積みながらセクター1、2を見た目は元気よく駆け抜けた様子であったが、他車と比べて区間タイムがいま一つとなった関口。クルマの善し悪しが分かりやすいセクター3でも遅れてしまい、セクター4を遜色ないタイムで駆け抜けたが、結果は1分47秒125と想定よりも遅れ、まさかの15番手タイム。

はっきりとした不具合はないものの、全体的にスピードが足らなくなる何かの不具合があったと予想され、明日の決勝へ向けてクルマをイチから検証することとなった。

決勝

24日(日)14時から開始された20分間のウォームアップ走行は、気温36度/路面温度52度で連続の猛暑日となった鈴鹿。最初に関口がタイヤのベディングと確認走行し、続いてサッシャが2周目から最後まで走行。ウォームアップはトータル9周を走行して、サッシャが6周目にマークした1分50秒845の12番手で決勝への準備を整えた。

【関口雄飛 選手 】

第1スティント︓関口がトップペースでオーバーカット

28日(土)、14時10分決勝スタート時点は気温35度/路面温度51度の中、逆境のクラス最後尾から進取果敢に勝利を目指したスタート担当の関口は、白熱した序盤で前を攻め立てながらもクレバーに燃料をセーブしながら虎視眈々とチャンスを窺う走り。最初のセーフティカー(SC)導入により、300クラス集団との巡り合わせが遅くなったラップダウントラフィックを避け、2回目のSCリスクも背負いながら、ピットインを遅らせて引っ張る作戦を敢行。他車のほとんどがミニマムでピットインするのを見ると13位の関口はフルプッシュで数秒単位で前とのギャップを削る鬼神の追い上げ。非常に速いペースでスティント終盤には連続で49秒台を叩き出す疾風の走り。次の300トラフィックを避け、最大運転制限2周前の32周を終えピットに関口を呼び戻した。

【サッシャ・フェネストラズ 選手】

第2スティント︓サッシャがマクリの走りで怒濤の追い上げ

トップペースの関口の走り、素早く短いピットワークと一連のチームワークでいったん8位付近に合流するオーバーカット戦略を見事に完遂させ、実に5台を抜き去った。アウトラップで一旦2台にかわされたが、タイヤが温まるとサッシャが怒濤の追い上げで次々と前走車をオーバーテイクする正にマクリの走り。途中FCYが入って追撃に水を差された格好となったが、15番グリッドからスタートして9台をかわす、獅子奮迅の戦いで見事に6位フィニッシュを果たした。ドライバーポイントは5点(計29点)を獲得、チームポイントは8点(計44点)を獲得し、ともにランキング6位に浮上。


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