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2025.11.17 SUPER GT

スーパーGT Rd.7 「AUTOPOLIS GT 3Hours RACE」【TGR TEAM SARD】

第7戦オートポリス、試練の12位フィニッシュ

10月19日(日)SUPER GT 第7戦「AUTOPOLIS GT 3Hours RACE」の決勝が行われ、最後尾から粉骨砕身に勝利を目指していったスタート担当の関口は、前戦に引き続き果敢に前を攻めFCYからのセーフティカー導入後には11位にまで浮上してみせた。

【DENSO KOBELCO SARD GR Supra】

だがスティント後半ペースが上がらず苦戦。その後にとった戦略で38周を終えピットインし、サッシャと交代してダブルスティントを敢行しベストラップをマークしながら追い上げたがスティント終盤にペースが上がらず。予選も含め厳しい内容の試練の12位フィニッシュとなった。ドライバーポイントは獲得ならず(計44点)、チームポイントは3点(計65点)を獲得し、ともにランキング5位に。波乱もあってタイトル争いには踏みとどまれ、その最終決戦となる第8戦は、11月1日(土)・2日(日)にモビリティリゾートもてぎにて300kmレースとして開催される。

【事前情報】

いよいよ2025年シーズンも残り2戦、九州ラウンドとなる第7戦「AUTOPOLIS GT 3Hours RACE」。前戦第6戦SUGOでは決勝でトップ快走も惜しくも2位フィニッシュとなり、現在ランキング3位につけているDENSO KOBELCO SARD GR Supra。10月18日(土)午前に公式練習、午後にノックアウト方式(Q1、Q2)の公式予選、19日(日)決勝は13時10分スタート。レースは、3時間の時間制で争われ、給油を伴うピットストップは2回、何も無ければ約102-3周は周回すると見込まれる。1人のドライバーの最大運転時間は2時間まで。サクセスウェイトは現獲得ドライバーポイントとイコールとなる44kgを搭載する。このサクセスウェイトによるオートポリスでのタイムの落ち込みは約0.8秒弱。タイヤの持ち込みセット数はドライ6/ウェット8セットで、決勝スタートまで使えるドライのマーキングはそのうち6セットとなる。

オートポリスは阿蘇外輪山の北方に位置し、標高900m、高低差52mのアップダウンの激しいマウンテンコース。直線は902mあり、前半ダイナミック、後半テクニカルでチャレンジングな全長4.6kmのレイアウト。オーバーテイクポイントは限られ、セクター3では遅い車両に詰まるとタイムロスを喫しやすく、タイヤにも厳しいタフなコース。現在ランキングトップとのドライバーポイント差は17点であり、ここで勝利を掴めばタイトル争いへ大きく前進する最大のヤマ場。DENSO KOBELCO SARD GR Supraは、昨年同大会で優勝しているだけにチームの士気は高い。変わりやすい天候を味方につけ、高度な戦略とチーム総合力を駆使し、フルポイントを狙って伸るか反るかの大一番勝負となる正に天王山。脇阪寿一監督のもとチーム一丸となって、最後まで死力を尽くし、粉骨砕身に全力で勝利を目指していった。

【公式練習走行 】


18日(土)9時25分から開始された公式練習走行は、気温24度/路面温度31度で朝の小雨の影響で若干ウェットパッチが残るコンディション。最初の85分間の混走セッションではサッシャが、まずはソフト側のドライタイヤを装着してベディング(皮むき)を2セット。3周目からはハード側のタイヤを装着して、8周目に1分35秒985でその時点で11番手タイム。その後もセット調整を進めながらサッシャが走行した。赤旗中断の後、15周目からは関口がステアリングを握り、ロングランプログラムに移った。同じロングラン車両よりも速いペースで走行する関口。アンダーが強めではあったがFCYテストを挟んだ混走セッションはトータル37周を走り込み、サッシャが8周目にマークした1分35秒985のタイムで13番手となった。

11時20分から始まった10分間のGT500単独セッションでは、再び雨が降り始め気温22度/路面温度27度と下がり、路面がまだ濡れていないうちに関口が新品のハード側のドライタイヤをベディング。続いてウェットタイヤ2本を装着して同じくベディングをしたところで、雨量が増えたため走行をこれにて終了した。結果、公式練習走行はトータル40周を走行して、サッシャのベストタイムのままで13番手となった。

【公式予選】

Q1︓関口が思うようにウォームアップできず、まさかの15番手

19日(土)15分遅れの15時33分から開始されたQ1は気温20度/路面温度24度も小雨が降り始めたコンディション。関口は持ち込んだ中でハード側のタイヤを装着し、降雨が予見されたため開始と同時にコースインして、早めのラップタイムでタイヤのウォームアップを始めたが、運悪くウォームの仕方が違う遅いクルマに詰まってしまう不運。3台が連なる状況となってしまい、自分のペースでタイヤウォームできず。思うような自分のアタックリズムにならず間隔を空け直し、いったん5番手タイムをマーク。さらにクールダウン後にもうワンアタックを試みたが、タイヤの「おいしい」ところを使えず、結果はまさかの15番手に。不発な予選アタックとなってしまったが、決勝は熱い声援をチカラに最後まで諦めずに粉骨砕身に戦うことを誓った公式予選となった。

【決勝 】

ウォームアップ走行

19日(日)11時40分から開始された20分間のウォームアップ走行は、気温22度/路面温度28度の曇り空のコンディション。最初に関口が未使用のドライタイヤをベディング。続いてユーズドタイヤで決勝セットの確認走行を行い、9周目からサッシャがステアリングを握って最後まで走行。ウォームアップはトータル11周を走行して、関口が4周目にマークした1分40秒638の15番手となった。スタート進行には大勢の応援者がグリッドに駆けつけ、熱い声援に闘志が沸くグリッドウォークとなった。

第1スティント︓関口が11位にポジションアップするも苦戦

19日(日)13時10分決勝スタート時点は気温23度/路面温度29度の中、整然としたスタートが切られ、クラス最後尾から粉骨砕身に勝利を目指していったDENSO KOBELCO SARD GR Supraを駆るスタート担当の関口はペース良く、前戦に引き続き果敢に前を攻め、FCYからのセーフティカー導入後には11位にまで浮上してみせた。各車がアンダーカットで第1回目のピットインを早めに始めると現ポジションや戦略的にチームはステイを選択してプッシュ。だが、その後スティント後半になると、タイヤカスがタイヤに付着するピックアップ現象のためペースが思うように上がらずに苦戦。戦略を立て直してタイミングを見計らって38周を終え関口をピットに呼び戻した。

第2・3スティント︓サッシャがダブルスティント敢行、ベストラップ記録も我慢の走り

素早いピットワークでサッシャを送り出すと、出だし好ペースで走っていたが10周ほどすると、ピックアップ現象への対応を施していたがペースが上がらず我慢の走り。2回目のFCYの後に65周を終えピットイン。ドライバー交代せずにタイヤ交換と給油のみでダブルスティントを敢行した。タイヤ交換後は1分36秒008の全車中トップとなるベストラップタイムを68周目に叩き出しながら11位で追い上げていたが、タイヤがフレッシュな時は良いペースであったがスティント終盤にペースが上がらず苦戦。93周目に1台にかわされ12位に。第7戦は予選も含め厳しい内容の試練の12位フィニッシュとなった。

ドライバーポイントは獲得ならず(計44点)、チームポイントは3点(計65点)を獲得し、ともにランキング5位に。波乱もあってタイトル争いには踏みとどまれ、その最終決戦となる第8戦は、11月1日(土)・2日(日)にモビリティリゾートもてぎにて300kmレースとして開催される。

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