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2026.05.01 その他

スーパー耐久第1戦【Hitotsuyama Racing】

デビュー戦でクラス2位完走!

Hitotsuyama Racingは、2026年3月21日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されたENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第1戦「もてぎスーパー耐久 4 Hours Race」のST-3クラスに参戦しました。

【#21Hitotsuyama BMW M2 Racing】

今季から導入したBMW M2 Racingのデビュー戦は、ブレーキトラブルに見舞われながらも4時間を走り切る内容となり、まずは完走という開幕戦の目標を達成。車両のポテンシャルと今後の課題を確認するレースとなりました。

2026年体制について

Hitotsuyama Racingは2026年シーズンより新型車両BMW M2 Racingを投入し、参戦クラスをST-3クラスへ変更しました。BMW M2 Racingは今後世界各国でワンメイクレースが展開される予定の新しいカスタマーレーシングカーであり、チームにとって新たな挑戦となります。これまで参戦してきたST-XやST-ZといったGT3/GT4カテゴリーは参戦ハードルが高く、より幅広いドライバーが参戦できる環境づくりを目的にクラス変更を検討していた中でBMW M2 Racingが発表され、ST-3クラスへの参戦を決定しました。加えて、BMWはチームにとっても思い入れのあるブランドですHitotsuyama Racingは1990年頃からレース活動を開始し、その後10年以上にわたりBMWで戦ってきた実績があります。再びBMWでレースに挑戦することは、チームにとって原点回帰でもあり、新たなプロジェクトとして取り組む意義のあるチャレンジとなりました。

ドライバーラインアップについては、ステップアップを目指すドライバーやジェントルマンドライバーが参戦しやすい体制を重視しました。速さの追求だけでなく、成長を支援する環境づくりにも配慮し、昨シーズンをともに戦った鈴木建自、ショーン・ウォーキンショーに加え、Audi A1 Fun Cupなどで実績を持つ飯島宗久や藤井政至、ST-5クラスからステップアップした田代良二といった成長著しい顔ぶれとしました。シーズン途中から山脇の参戦も予定しており、経験と将来性の両方を意識したチーム体制でST-3クラスに挑みます。

Race1 公式予選

第1戦もてぎは、A:鈴木、B:藤井、C:飯島、D:ウォーキンショーの4人が、ST-X/ST-Q(一部)/ST-1/ST-3/ST-4/ST-5F/ST-5Rクラスによる4時間レースのRace1に臨みました。事前シミュレーションではST-3クラスのライバルであるレクサスRC350に対し、1周あたり約3〜4秒の差が想定されていました。実際の練習走行でも同程度の差が確認され、車両の重さが大きな課題として浮き彫りとなりました。ドライバーからは「乗りやすい」という評価がある一方、ライバルより約100kg重い車両重量がパフォーマンスに影響しており、今後はカーボンパーツ導入など軽量化を中心に改良を進めていく考えです。快晴のもてぎでは、3月21日、8時ちょうどから公式予選が始まりました。Aドライバーの予選では、鈴木建自が3周目からタイムアタックを開始し、周回ごとに自己ベストを更新。

5周目にマークした2分9秒704はクラス2番手でした。続いて8時55分からはBドライバー予選が始まり、藤井が7周目に2分8秒851をマークしました。藤井はレースを始めてまだ2年目ですが成長が凄まじく、鈴木のタイムを上回る場面もありました。それを見た鈴木も「もっと頑張らなきゃ」と刺激を受けるなど、チーム内の熱気は高まる一方です。A/Bドライバーの合算タイムはクラス2番手となり、#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingは総合17番グリッドからスタートとなりました。

Race1 決勝

Race1の決勝は13時45分に始まりました。1周のフォーメーションラップのあと、ローリングスタートにより戦いの火蓋が切られたレースは、経験豊富なウォーキンショーが第1スティントを担当。17番グリッドのウォーキンショーは、オープニングラップで総合の順位をひとつ上げると、その後もポジションアップを続けて、26周を終えたところで直接のライバルである#39 エアバスター Winmax RC350 EXEDYに次ぐ9位まで浮上しました。その後も34周目にはチームベストとなる2分7秒539をマークする走りで、#39 エアバスター Winmax RC350 EXEDYを追う展開が続きました。36周を終えたところで、ウォーキンショーはピットに向かい、鈴木にマシンを託します。鈴木は交替直後こそ2分13秒台のラップタイムでしたが、10周後には2分10秒台までペースを速め、「タイヤが垂れないし、最初から最後まで安定して走れる」の言葉どおり、以後は安定したタイムで周回を重ねていきました。

鈴木は22周を走ったところでピットストップ。ここで藤井にステアリングを委ねます。予選で速さを見せていた藤井でしたが、初めてのS耐決勝レースに緊張したのか、走り出しから数周はドライビングに硬さが見られました。それでもすぐに2分10秒台にタイムを戻し、Bドライバーの役目をしっかりと果たします。ところが、ドライバー交替直前の82周目、ブレーキのワーニングランプが点灯し、藤井はすぐにピットインし、チームは対応を強いられました。いったんピット内に入れられたマシンからは左フロントのフルード漏れが見つかり、チームは応急処置を施し、飯島のドライブでマシンをコースに送り出しました。このトラブルにより約15分をロスした#21Hitotsuyama BMW M2 Racingは、ライバルの#39 RC350との差が7周に開いてしまいました。

とはいえ、最後まで何が起こるかわからないのが耐久レース。飯島は序盤こそ慎重にペースを抑えていましたが、走り込むほどにラップタイムが上がり、終盤には自己ベストの2分13秒台をマークします。飯島は18周を走ったところでチェッカーフラッグを受け、クラス2番手、総合17番手で完走、無事にマシンをゴールまで送り届けました。

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