スーパーGT Rd.1 「OKAYAMA GT 300km RACE」【GAINER】
2026年シーズン開幕戦、「OKAYAMA GT 300km RACE」
本年度のSUPERGTが岡山国際サーキットで開幕した。晴れの国岡山らしい晴天に恵まれ、初日走行はマシンセットアップの方向性を確認する重要なセッションとなった。
走行は大木一樹のドライブでブレーキローターの焼き入れからスタート。序盤は前日までの雨で路面コンディションが悪く、アンダーステアとオーバーステアのどちらの症状も出る状況が見られたが、車両のベース状態を把握することができた。続いて富田竜一郎が走行。この時点では路面コンディションがまだ整っておらず、グリップレベルは低い状況であったため、方向性を探ることとしてリア車高およびリアスプリングの変更を実施。アンダーステアは大きく改善され、さらにダンパーのセッティング変更により車両バランスは着実に向上した。最終的には依然として若干のオーバーステアとハネが残るものの、セットアップの方向性としては非常にポジティブな内容となった。セッション終盤には再び大木がステアリングを握り、GT300クラスの占有走行前にNewタイヤを履いた富田と交代し予選シミュレーションを行うもクリアラップが取れず、最終結果は14番手。
ただ順位以上に内容のあるセッションとなり、今後の改善に向けた確かな手応えを得ることができた。引き続き予選に向けて最適化を進め、上位進出を目指す。
4月11日(土)予選
午後の予選Q1はBグループに出走し、大木一樹がアタックを担当。ピットで1分間待機し、最適なタイミングでコースイン。計測2周目にはトップタイムを記録する速さを見せましたが、20号車RCFのストップにより赤旗中断となりました。残り6分で再開されたセッションでは、計測1周目に3番手、続く2周目で4番手につける安定したアタックを披露。特にセクター2では全体ベストタイムを記録するなど、高いポテンシャルを示し、4番手でQ2進出を決めました。続くQ2は富田竜一郎が担当。更なるタイムの向上を図るべくセットチェンジを行い富田に託す。ピットで約50秒待機後にコースインし、タイヤのピークを狙ったアタックを実施。計測2周目には2番手タイムをマークするなど上位争いに加わる速さを見せましたが、トラフィックに捉まり最終的には10番手で予選を終え、明日の決勝グリッドが確定しました。
4月12日(日)決勝
今回の予選では、トップ争いに絡むスピードとセクター単位での強みが見え、ポテンシャルの向上を確認するに至った。昨日に引き続き天気は快晴。近年岡山の開幕戦では荒れた天気も多く、素晴らしい開幕戦となった。決勝前のウォームアップ走行は大木が担当しコースインしました。マシンは以前より課題となっているハネの症状からのオーバーステアの改善が課題として残る状況。7周の計測後に富田へ交代。富田からもコーナー進入から中盤にかけてのオーバーステア傾向が報告され、リアウイングおよび前後サスペンションの調整を実施し決勝に臨む。スタートドライバーは大木。フォーメーションラップは2周で行われ、1周目は交通安全啓発の白バイ4台による先導という特別な形での進行。スタートはクリーンに切られ、大木はオープニングラップから積極的なオーバーテイクを展開。アトウッド、ヘアピンでも前車を攻略し、1周目終了時点で7番手までポジションを上げました。
レース序盤は前後0.5秒差という非常に僅差の中でのバトルとなり、前方の4号車AMG、後方の60号車LC500と激しい攻防を展開。さらに後方も12番手付近までが前車との差が0.5秒以内にひしめく、極めて接戦の展開となりました。しかし14周目のリボルバーコーナー入ってすぐの外側の縁石に乗った際にバランスを崩しコースオフ。ポジションを21番手まで落とすこととなる。その後、52号車GR Supraのスタート違反によるドライブスルーペナルティにより20番手へ浮上。61号車BRZとのバトルを続けながらレースを立て直す。25周目以降、各車ピットインが始まり、戦略の分岐が見られる中でも大木はトップ勢と遜色ないラップタイムを維持。35周目にピットインし、富田へドライバー交代を行う。全車がピット作業を終えた53周目時点では19番手につける。後半スティントでは富田が前車18号車AMGに対して着実にギャップを削り、49周目には1.3秒差まで接近。しかし周回遅れの車両がブルーフラッグに適切に応じない場面が続き、10周以上にわたり影響を受けたことで、一時は約5秒差まで引き離される厳しい展開となった。それでも富田は諦めることなく追い上げを続け、最終76周目のチェッカー時には0.4秒差まで挽回。最終結果は19位となりました。今回のレースはコースオフによるポジションダウンやトラフィックの影響など厳しい要素が重なったが、両ドライバーともにトップ勢と遜色ないペースを示しており、競争力の高さを確認できる内容となった。