2026 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦【TONE Team4413 BMW】
悪天候を乗り越え、好感触で挑む第3戦オートポリス
2026年全日本ロードレース選手権第3戦が大分県オートポリスインターナショナルレーシングコースで開催された。
前週に行われた事前テストは初日が視界不良により走れず、1日だけのテストとなったが、星野選手と吉田選手は積極的に走行を重ね、両ライダー共自己ベストを更新して事前テストを終えた。レースウィーク金曜日の走行で星野選手は、テストに比べてフィーリングが良くないと感じつつも調子の良さを維持して予選を迎えた。そして、吉田選手は前週より更にタイムアップし、ポジティブな気持ちで予選に挑むこととなった。
5月30日(土)公式予選&Race1予選
WEATHER:晴れ COURSE:ドライ
#46星野知也選手 Race1予選13位(1‘50.836)
#24吉田 愛乃助選手Race1予選18位(1’52.574)
午前中に行われた40分間の予選、予選に向けて変えたセットと最初に履いたタイヤのマッチングが上手くいかず星野選手は7周したところで一度ピットに戻る。その間に赤旗が出た為、長くピットに留まる事になったが、残り13分でタイヤを変えてコースイン。3周目に自己ベストに近い1分50秒836をマーク、更なるタイムアップを目指したが更新ならず13番手、5列目からスタートすることとなった。
吉田選手は事前テストで良い感触を得ており、走り始めから自己ベストを上回る1分52秒代のタイムで周回した。予選後半に自己ベストタイムを更新する1分52秒574を出し、決勝レースは18番手からポイント獲得を目指す。
5月30日(土)Race1決勝
WEATHER:晴れ COURSE:ドライ
#46星野知也選手 Race1決勝12位
#24吉田 愛乃助選手Race1決勝18位
オートポリスは路面の荒さや高低差の影響でタイヤへの負荷が大きいサーキット、午後のレース1は午前中よりも気温・路面温度が上がったことで、タイヤ選択が難しいコンディションとなった。星野選手はまずまずのスタートを決めてポジションをキープ。序盤はトップ集団についていきながら後方との差を広げ、#44 関口選手とポジションを争う展開となった。7周目には上位を走行していた #95 西村選手が戦列を離れたことで12位に浮上。序盤で築いたマージンを活かし、最後までアベレージを維持する走りを続けそのままフィニッシュ、確実にポイントを獲得した。
そして吉田選手は好スタートを決め、1周目は星野選手に次ぐ14位でコントロールラインを通過。その後#18中村選手と#21中冨選手に先行されるものの、離される事無く挽回のチャンスを伺いながら粘り強く走行していた。しかし、リアフェンダーが破損してタイヤに絡まるという思わぬトラブルが発生。8周目に緊急ピットインを余儀なくされたが、レースを諦めることなく迅速に対処し、コースへ復帰した。最終的には18位で完走。 良い流れでレースを進めていただけに、吉田選手にとっては悔しさの残る結果となった。
5月31日(日)Race2予選&決勝
WEATHER:晴れ COURSE::ドライ18Laps
#46星野 知也選手 Race2予選13位(1’51.044)→決勝12位
#24吉田 愛乃助選手 Race2予選18位(1’52.636)→決勝16位
前日より更に気温、路面温度が高くなり、直前に行われたST1000クラスレースで赤旗中断、再スタートとなった事でJSB1000クラススタート進行は35分遅れて始まった。セカンドベストタイムでグリッドが決まるレース2、両選手ともレース1と同じく星野選手は13番手、吉田選手は18番手からスタートした。星野選手はスタートでポジションをキープしながらレース1同様に序盤でペース上げて後続を引き離した。前を走る#44関口選手を追う中、4周目にジャンプスタート違反によるライドスルーペナルティを受けた#50児玉選手がピットインしたことで12位にポジションアップ。
その後も無理なく安定したラップタイムを刻みそのままフィニッシュ、レース1と同じように堅実に展開をまとめ、2戦連続でのポイント獲得を達成した。チームとして現状パッケージの中で出せる力をしっかりと示しつつ、マシンセッティングにおいても様々なトライを行い、次戦以降につながる収穫を得られたレースとなった。
吉田選手はスタートが上手く決まらずポジションを落としたものの、1周の間にしっかりと挽回し、17位でコントロールラインを通過した。 レース中盤以降は#18中村選手とのポジション争いを展開し、周回を重ねるごとにその差を縮めていった。そして13周目に中村選手を交わして16位へ浮上。 レース後半も大きくタイムを落とすことなく安定した走りを続け、そのままフィニッシュとなった。惜しくもポイント獲得はならなかったが、今シーズンで最も内容の良いレースとなり、吉田選手の成長がはっきりと見える収穫の多い一戦となった。