TONE社員が動画で解説シリーズ【トルクレンチ大特集】
【トルクレンチとは】 種類、選び方、特色について
TONE トルクレンチ解説
今回はTONEのトルクレンチについてご紹介します。
種類や正しい使い方、選び方まで解説していますので、ぜひご覧ください。
■トルクレンチとは
トルクレンチはボルト・ナットを規定のトルクで締め付けることが出来る作業工具です。
トルク値は「N・m(ニュートンメートル)」で表され、締め付けすぎによる破損や、緩みによるトラブルを防ぐために使用されます。
また、作業者による力のばらつきをなくし、どの作業者が行っても一定の精度で締め付けることができるようになっています。
自動車のタイヤ交換や、機械・建築分野など、トルク管理が重要とされる多くの場面で不可欠なツールです。
■トルクレンチの選び方
それでは、トルクレンチはどのようにして選べばいいのでしょうか。
3つのポイントで解説します。
【ポイント①】トルクレンチを使用する際に締付作業のみの場合、検査測定、データの書き出しを行う場合
締付作業のみ行う場合はプレセット形、そのほかの用途でも使用するのであればデジタル型が最適です。
【ポイント②】自分の締付けたいトルク値が何N・mなのか
トルクレンチの最適使用範囲は30%~80%となっておりますので、締付けたいトルク値に合ったトルクレンチを見つけることがとても大切となっています。
例えば、100N・mまでのトルクレンチをお持ちの場合、最適使用範囲は30~80N・mとなりますので、もし、90N・mで締付けたい場合や30N・mより下の20N・mで締付けたい場合は他のトルクレンチを使用するようにしましょう。
【ポイント③】使用用途・使用環境がどこか
トルクレンチは作業場所・環境によって調整・選定が必要です。
例えば高所で作業するときにはソケットの落下を防ぐために落下防止タイプを使用する場合もあります。
■プレセット形とデジタル形の違い
プリセット形とデジタル形ではどのような違いがあるのでしょうか。
①プレセット形トルクレンチ
プレセット形トルクレンチはあらかじめ設定したトルク値になると「カチッ」という音と手に軽いショックで通知するタイプのトルクレンチです。
さらにTONEのプレセット形トルクレンチは、独自開発した見やすい表示となっていますので設定ミスをしづらい構造となっています。
それにより、目盛合わせの煩わしさから解放され、効率的に作業を進めることができます。
しかし、大きな音が出る現場やシチュエーションで作業をしている際には締付け完了の音が聞こえづらく、聞き逃してしまう恐れがありますので注意が必要です。
②デジタル形トルクレンチ
デジタル形のトルクレンチは、締付作業だけでなく検査や測定にも使用されます。
読み取ったトルク値をデジタルで表示するだけではなく、リアルタイムで作業中のトルク値を表示することも可能です。さらに、読み取ったトルク値はCSVファイルとして書き出すこともできるため、測定結果をデータとして保管しておくことができます。
【プレセット形トルクレンチ】ラインアップ紹介
■TMNシリーズ【プレセット形】
TMNシリーズは、TONEが取り扱っているトルクレンチの中で、最もラインアップの幅が広く、汎用性も高いため人気のオーソドックスなモデルです。
シリーズ通して1~300N・mまで対応が可能で、様々な整備に対応可能なため、業界問わず使用可能なトルクレンチです。
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■TMNCHシリーズ【プレセット形】
TMNCHシリーズはコンパクトヘッドタイプのトルクレンチです。
その名の通りヘッド部分がコンパクトになっており、ギア数も72枚と細かくなっています。
送り角も15°と細かく、狭所や作業スペースが十分に取れない箇所での作業に最適です。
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■TDシリーズ【プレセット形】
TDシリーズがヘッド部分が差替式のプレセット形トルクレンチです。
交換ヘッドは3種類ラインアップされており、首振ラチェットタイプ、ラチェットめがねタイプ、クイックスパナタイプの中から使用用途に最適なものをお選びいただけます。
トルクレンチ本体1本に対して様々なヘッドに交換することができるため、サイズが異なるボルト・ナットを締付ける場合や、様々な場所で作業をする方に最適なトルクレンチです。
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■TMWMシリーズ【プレセット形】
TMWMシリーズは、ヘッドがモンキ形になっているプレセット形トルクレンチです。
エアコンなどの配管や、様々な大きさのボルト・ナットをトルク管理をしながら締付けを行うことができます。
また、ヘッドのモンキ部にはガタツキを最低限に抑えるために、バックラッシュレス機構を採用しています。
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【デジタル形トルクレンチ】ラインアップ紹介
■TDTシリーズ【デジタル形】
TDTシリーズはあらかじめ設定したトルク値に対して、LEDランプ、ブザー音、液晶表示で締付け状況を通知するデジタル形のトルクレンチです。
測定したトルク値を最大250件保存可能で、締付作業だけでなく、検査や測定にも使用できます。
測定したトルク値はCSVファイルとして書き出すことも可能なため、測定トルクをデータとして管理することもできます。
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■その他トルクレンチ
ラチェットハンドルやスピンナハンドルをお持ちの方は、そちらに取り付けて使用することができるアダプタータイプのハンディデジトルクや、小さいトルクを測定することができるビット差替式のドライバーデジトルクなどもラインアップしています。
デジタルタイプのトルクレンチは、トルクレンチを使うのが初めての初心者の方も、熟練の方も、どんな方でも精度の高いトルク管理ができるような製品です。
注意・保管方法など
トルクレンチは、使用を続けると測定精度に狂いが生じてくる場合があります。
目安として1年に1回、もしくは10万回のご使用毎に1回、定期点検をしてください。
ご使用後は必ずそのトルクレンチの最低トルク値にダイヤルを合わせて保管するようにしてください。
本体内部に使用されているバネが縮んだままになることでへたりが生じ、精度が悪くなる可能性があります。
ここで注意していただきたいのは、本体ノブを止まるまで回し続けるのではなく、10~50N・mのトルクレンチならば10に
なるようにダイヤルを回すようにしてください。