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2022.10.31 SUPER GT

上位入賞が期待できたレースは残念ながらリタイア【muta Racing INGING】

2022年SUPER GTシリーズ第7戦
10/2 オートポリス

2022年SUPER GTシリーズ第7戦の決勝レースは、10月2日にオートポリスにおいて300kmレースとして開催。前日に続き好天に恵まれ、朝早くから多くのファンがサーキットに詰めかけ周辺道路が渋滞するほどだった。昼前には航空自衛隊新田原基地のF-15DJが3機、ホームストレート上空をウェルカムフライトして会場を盛り上げた。

決勝日は12時10分から20分間のウォームアップ走行が行われ、加藤から堤に交代して車両の動きを確認。このセッションはトップから1秒104差の5番手で、決勝のペースも良さそうだった。
気温26℃、路面温度46℃という10月としてはかなり高めのコンディションとなった13時35分。300kmの決勝レースのピフォーメーションラップがスタートした。そして13時41分にグリーンランプが点灯してバトルがスタート。ステアリングを握ったのは加藤だったが、混雑する第1コーナーから第2ヘアピンまでに後続にかわされ、オープニングラップで順位を10番手まで落としてしまった。さらに2周目には11番手となった。
序盤は7台の車両による8番手争いのグループから抜け出せず、10周目からはGT500クラス車両にラップ遅れとなりラインを譲る走りをするため、なかなか前の車両を捕らえることができない。レースも1/3を過ぎる19周で早めのピットインをする車両が出始め、加藤も20周でピットイン。ここで堤に交代し、給油とタイヤ交換を行った。
堤は21番手でコースに戻り、追い上げを開始。上位陣がピットインを済ませると、堤は88号車ランボルギーニ、55号車NSX、 56号車GT-Rとの4台による実質的な4番手争いをするグループの中の7番手で身動きが取れなくなっていた。やがてそのグループは5台に増え、40周までドライバー交代を遅らせていた2台がピットインすると、堤は7番手となり粘り強く周回を続けていた。しかし47周目の最終セクションを上りながらターンしていた時、突然電気系統にトラブルが起き、グラベルに車両を止めるしかなかった。上位入賞が期待できたレースは残念ながらリタイアでノーポイントとなった。
次の第8戦(最終戦)は約1カ月後の11月5〜6日にモビリティリゾートもてぎにおいて、サクセスウェイトなしの300kmレースとして開催される。今年の集大成とするべく悔いのないレースでシーズンを締めくくりたい。

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