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2022.09.01 SUPER GT

荒れた展開で入賞を果たす【muta Racing INGING】

2022年SUPER GTシリーズ第 5 戦
FUJ I M A K I G R O U P SUZUKA GT 450KM RACE
鈴 鹿 サ ー キ ッ ト

2022年SUPER GTシリーズ第5戦は、8月28日に鈴鹿サーキットで450km(77周)の決勝レースが行われ1万6,500人のファンで賑わった。午前中は雲も多く風もやや強かったため涼しく感じられたが、午後になり晴れてくると暑さが戻って来た。しかし例年のこの時期からすると涼しく感じられる。長いレースは前半FCY(フルコースイエロー)やセーフティカー(SC)の導入もなく進んだが、後半には荒れた展開となった。

決勝日は13時10分から20分間のウォームアップ走行が行われ、加藤から堤に交代して車両の動きを確認。このセッションは15番手のタイムだった。
気温28℃、路面温度39℃の14時37分に決勝レースはスタート。堤が14番グリッドからスタートし5周でピットインして給油だけを済ませ、義務付けられた給油を伴う2回のピット作業の1回をクリア。順位は一旦23番手まで落とすことになった。15周あたりから上位陣の一部も早めのピットインで給油とタイヤ交換を行い、堤は12番手、1回ピット作業を済ませた中では3番手を走行していた。23周で上位を争っていた5台の車両がピットインすると、堤は5番手に順位を上げた。
さらに25周目には52号車スープラをかわし、55号車NSX、4号車メルセデスと実質的なトップ争いを繰り広げた。32周で最後まで最初のピット作業を遅らせていたトップ車両がピットインすると、堤は3番手を走行。さらに39周目のダンロップコーナーで55号車NSXを抜き去り2番手に順位を上げた。41周でトップの4号車メルセデスが2回目のピットインをすると、堤はトップに浮上し43周で2回目のピットイン。
ここで加藤に交代したが、ピットでミスがありタイムロス。加藤は14番手でレースに戻ったが、45周目を走行中に130Rでクラッシュした車両がありSC導入。隊列を組み直して49周完了の時点でリスタートとなった。その周で2回目のピットインをした車両もあり、加藤は10番手とポイント獲得圏内へ順位を戻すことができた。
60周目に2回目のピットインをする車両があり、また1台の車両がパンクしてスローダウンすると加藤は7番手に順位を上げた。64周目にコース脇にストップした車両がありこの排除のためにFCYが導入。その後は後続車両に追い上げられたが8位でチェッカーを受け、今季2回目の入賞を果たした。
次の第6戦は3週間後の9月17〜18日にスポーツランドSUGOにおいて、300kmレースとして開催される予定。
次回こそトップ争いができるレースにし、表彰台を目指したい。

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