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2022.09.01 SUPER GT

レースは序盤から荒れた展開【muta Racing INGING】

第 4 戦 FUJ I M A K I G R O U P FUJI GT 100LAP RACE富士スピードウェイ

2022年SUPER GTシリーズ第4戦は、8月7日に富士スピード
ウェイで100周(450km)の決勝レースが行われた。前日同様朝からはっきりしない曇天で、レース前には軽く雨も落ちたが、すぐに路面は乾き日も差してきた。気温27℃、路面温度31℃とこの時期としては涼しいコンディションとなったが、レースは序盤から荒れ気味の展開となった。

決勝日は12時30分から20分間のウォームアップ走行が行われ、堤と加藤が満タン時の車両の動きを確認した。このセッションは6番手のタイムで、16番グリッドからの追い上げが期待できそうだった。
各車のコースインが始まったころから雨粒が落ちてきて、グリッドウォーク開始時には路面を濡らすことに。幸いグリッドウォーク中に雨は上がったが、コースにはウェットパッチが残っていたこともあり、静岡県警交通機動隊の白バイ9台、パトカー4台が先導したパレードラップの後に、1周多い2周のフォーメーションラップが行われ、100周のレースは99周に短縮されることになった。

富士に詰めかけた2万9,300人のファンが固唾を飲むなか14時11分にシグナルがグリーンとなり決勝がスタート。オープニングラッ
プのコカ・コーラコーナーで4台が絡むアクシデントがあり、スタートを担当した堤も寄ってきた車両を避けきれずにリヤのディフューザーを壊すこととなった。当初の予定どおりGT500にラップ遅れにされそうになる直前の5周でピットインして、ソフトタイヤからハードタイヤに交換。同時に予定外のディフューザーを修理する作業を行い30秒以上をロス。これで最後尾の24番手まで順位を落とすことになった。
ここから堤が良いペースで周回し、徐々に順位を上げていった。他の車両がピットインしたこともあり、堤は10番手まで順位を上げた53周でピットイン。ここで燃料補給を済ませ、タイヤ無交換で加藤に交代した。加藤がピットアウトした直後にコース脇で止まってしまった車両がありFCY(フルコースイエロー)が出されたため加藤は減速をしたが、規定の時間までに減速が行えなかったとしてピットロードのドライブスルーペナルティを受けることになってしまった。これで13番手から順位を下げ入賞のチャンスがなくなったこともあり、もう一度ピットインしてタイヤを交換。結果的にトップから2周遅れの18位でゴール。オープニングラップの接触で勝負権を失うという残念な結果になった。
次の第5戦は3週間後の8月27〜28日に鈴鹿サーキットにおいて、450kmレースとして開催される予定。今回と同じ長丁場のレースなのでここで得られたデータを活かし、まずはノーミスでレースを戦いたい。

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