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2022.04.26 SUPER GT

完走を果たしたことで多くのデータを収穫【15 番手スタートの muta Racing GR 86 GT】

2022 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE
岡山国際サーキット 2022年4月16日~17日

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2022年SUPER GTシリーズ開幕戦は、4月17日に晴天の岡山国際サーキットで決勝レースが行われた。前日 同様好天に恵まれ、朝早くから開幕を待ちわびた熱心なファンや家族連れ1万2500人がサーキットに詰めかけた。決勝が始まる頃には気温も20°近くまで上昇し、前日のような冷たい強風も弱まり絶好のレース日和となった。またお昼には航空自衛隊F2戦闘機3機によるデモフライトが行われテンションが高まった。

300kmレースは雲ひとつない晴天のもと14時に2周のフォーメーションラップがスタート。そして14時5分にバトルが始まった。15番手スタートの muta Racing GR 86 GT のステアリングを握るのは加藤。大混雑する序盤は無用なバトルを避けタイヤをセーブしながら走ったこともあり、ポジションを2つ落として走行を続けた。10周を過ぎて隊列が多少バラけてから追い上げを始めようとしたが、コース幅が狭くGT500車両に走行ラインを譲らなければならず、ペースの落ちた車両をなかなか抜くこともできず、逆に順位を一時19位まで落とす展開となった。中盤の229周目に加藤はピットイン。しかし手前のピットの車両が我々のピット前にかかって停止したこともあり、加藤はピット前をやや行き過ぎてストップ。メカニックが車両を押し戻してタイヤ交換を行うが、 距離があったため給油ホースが車両に届かず、タイヤ交換後に車両を移動させて給油をすることになった。 この予定外の作業でトップから周回遅れとなり、残念ながら勝負権はなくなってしまった。交代した堤は最後尾の27番手まで大きく順位を落とすことになったが、それでも遅い車両に追いつくとこれらをかわし、またトラブルやアクシデントなどで後退する車両もあり少しずつではあるが順位を上げていった。今回のレースでは終盤の2回のFCY(フルコースイエローが導入されたが、堤はアクシデントに巻き込まれることもなく、フィナルラップでは1分128秒479のべストラップをマークして20位でチェッカー。完走を果たしたことで多くのデータを収穫することができた。次の第2戦は5月3〜4日に富士スピードウェイにおいて450kmレースとして開催される。

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