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2022.10.31 DRIFT

ここからの戦いが1戦1戦落とせない戦い【freem Team G-MEISTER】

2022 D1GRANDPRIX Round 4&5“ EBISU DRIFT ”
開催地:福島県 エビスサーキット 西コース
8/19(FRI)・20(SAT)・21(SUN)

8/19(FRI) 公式テスト走行
天候:雨 コースコンディション:ウェット
8/20(SAT) D1GRANDPRIX Round 4
天候:晴れ コースコンディション:ドライ
8/21(SUN) D1GRANDPRIX Round 5
天候:晴れ時々雨 コースコンディション:ドライ→ウェット→ドライ

第4戦の舞台はお馴染みのエビスだが、南コースが改装となった為、2年ぶりの開催となるエビスサーキットの西コース。コースレイアウトは前回と同様だが、第2、第3 通過指定ゾーンが変更され、振り返し前のアウト側と、ヘアピンのアウト側を通過することが求められ難易度は高いコースとなる。
今回は前戦で山口選手のG-MEISTER VL SILVIA がエンジンブローしギリギリまで修繕に徹していた為テストを兼ねて前々日の木曜日から練習走行する為エビス入り18 日
G-MEISTER VL SILVIA はエンジンの慣らし走行に徹する。また、目桑選手は今大会までに様々なレースに参加G-MEIS-TER ORIGINLabo.VL180SX の調整を行って来た為、この日はコースの特徴を確認する走行のみに留まる。

8/20(SAT) D1GRANDPRIX Round 4
天候:晴れ コースコンディション:ドライ
単走
山口選手1本目練習走行より課題であった振り出し位置が手前になった事により第3セクターにむけかなり内側での走行となってしまいインカット減点を取られてしまい得点は伸び悩んだ…
後がない状態で挑んだ2 本目、山口選手は勝負をかけかなり攻めた走りをみせるが今度は角度を付け過ぎた為失速となりドリフトが短くなってしまいまたもやインカットとなってしまい減点Rd.4 では91.6 点でBEST16進出は叶わなかった。
だが、2 本目は点こそ伸びなかったものの今までの山口選手の走りを考えると2 本目攻めた走りが出来た事は確実に翌日のRd.5 へ向けいい傾向と言えるだろう。
G-MEISTER ORIGINLabo.VL180SX は昨日のエンジンブローにより3.6L エンジンから3.0L エンジンへと変更になりかなり馬力がダウンしている中、目桑選手西コースの特徴を上手く掴み馬力は下がったものの1本目98.5 点をマーク!この時点で3 位となるがまだまだ上を狙いたいところ!
続く2 本目、1 本目より更に限りあるエンジンを上手く使いアクセル全開で1本目より更にスピードを加速して挑むも1本目の98.5 点が持ち点となり5位で予選通過となる!
追走
BEST16
対戦相手はエビスサーキットをホームとする柳杭田選手!ウェット1での戦いとなる。まずは先行からのスタートとなるが柳杭田選手が角度不足と更に距離を詰め切れず97 対97とイーブンで抑え込む。
先行で点差が無ければ後行の方が点が取りやすくなり目桑選手が優位な中、続いて後行目桑選手!先行の柳杭田選手がコースアウト・ドリフトの戻りから大きく減点が付く一方目桑選手は安定した後追いで難なくここは大きく点差を付けBEST8へ進出する。
BEST8
対戦相手はメキメキと力を付けて来た秋葉瑠世選手。
先行秋葉選手勢いに乗ったいい走りをするも目桑選手は特に後追いを得意としている為、きっちりDOSS の得点も落とさず秋葉選手の動きも見ながら走行96対103.5で入れ替えを行う。
アドバンテージ7.5 を取るも次は目桑選手が先行となり逆転の可能性もある為、油断は出来ない。
そんな中目桑選手の先行スタート。逆にここを7.5 点差以上を取らなければ負けてしまう秋葉選手は捨て身の攻撃かの如くスタート時から近くに付け大きく振り出し、飛び込んで来るが勢いを付けすぎ失敗。結果17点差と大きく差をつけ目桑選手の勝利となる。
BEST4
対戦相手は優勝常連であり現在シリーズランキング1位の横井昌志選手。 だったはずだが… なんとマシントラブルで突然のリタイア。
エビスサーキットでは追走時にPITの代わりにコース上にHOT PITというものが設置されておりそのHOT PIT で行える作業しか認められていない為、今回のトラブルはHOTPIT では修繕出来ずルール上リタイアせざるを得ずリタイアとなった。運を味方につけ勝利を収め決勝へ挑む!
決勝
決勝での対戦相手は中村直樹選手! 中村選手対目桑選手の戦いは今期注目度No.1の見どころ満載の対戦カード!
今までD1GPで宿敵中村選手とは5戦中1勝4敗と負け越してはいるが両者一歩も引かずビタビタのフルマークでまさにこれぞドリフト!
瞬きをするのも忘れるくらいの対戦を行って来た!
緊張のスタート!先行を行くのは目桑選手!誰もが予想した白熱の戦いを魅せる中第4セクターに差し掛かった途端に中村選手が失速…
まさかの駆動系のトラブルで走行不能に!そのまま中村選手はリタイアとなり目桑選手が初優勝を果たした!
Rd.4優勝
目桑選手としても2 本走り切って優勝を決める事が出来ず心残りはあるものの優勝を果たした!これによりシリーズランキングが大きく上がり5位となる!

8/21(SUN) D1GRANDPRIX Round 5
天候:晴れ時々雨 コースコンディション:ドライ→ウェット→ドライ
第5 戦は第4 戦の翌日に、同じコースでおこなわれ採点基準も前日と同様。さらに天気は良好、得点は全体的に上がり、かなりハイレベルな戦いになった。
単走
山口選手は今回ずっと課題であった振り出し位置だが、この日の単走1本目、山口選手は見事克服し良い侵入を行いスタートを切る!途中少し角度の修正を行い第5 セクターへも良い角度で入って行き走行を終えるも途中角度修正が響き点が伸びず95.2 点となる。見た目の迫力と得点に差が出る結果となるがこれがDOSSで点を出すD1GPの難しい所だが2本目も上手くまとめきれず1本目の得点が持ち点となる。
日優勝を果たした目桑選手。もちろんこの日も狙うは優勝!
今回D1GP までに多くのレースに出場し車の仕様も変更して挑んだ目桑選手も気合いが入る!
もちろんこの日もノリに乗ってる目桑選手は好調な走りをし1本目から99.0点を出す!
この時点で既にBEST16 へ進出を決めるも1本目で単走5 位と単走優勝を狙える位置と言うことで2本目も全力で走り切るも1本目より点は伸びずこの日も単走5位進出!
追走
BEST16の戦いはベテラン植尾選手。
先行は目桑選手!いつも以上に熱い走りで後ろから攻めて来る植尾選手と目桑選手が接触しそれにより第3セクターでドリフトが少し戻ってしまいDOSSの得点が0点となるが植尾選手にも大きく減点が入り83対89とジャッジが下る!
入れ替えの2本目6点の点差をどう返すかがポイントとなる!もちろんこの戦い負ける訳には行かない目桑選手はガッチリ植尾選手をマークし離さない!だが、第2セクターで僅かだがアンダーとなり減点を取られてしまい残念ながらRd.5はBEST16にて敗退となる…
今回Rd.4ではD1GP2年目にして見事初の優勝を勝ち取った目桑選手!いつ優勝してもおかしくない実力を持っていたからこそ周りの期待も大きくプレッシャーも感じて居たが今年は単走だけではなく追走でも優勝を果たし皆様の期待に少しは応えられたかと思います。Rd.5が終わった時点で現在シリーズランキング6位!4位~7位は非常に僅差での接戦となる為、ここからの戦いが1戦1戦落とせない戦いとなって来る。
今回多くの方々に支えて頂き優勝を手にする事が出来ましたが、もちろんこれで満足はせず更なる高みを目指しチーム一同上へ上へと上がって行く所存です!既に多くの応援を頂き感謝しておりますが、これからも更なる応援の程、よろしくお願い申し上げます。

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