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2021.07.19 MFJ

セッティングの相性も人ぞれぞれ【セッティングの違いが経験に繋がる】

2021年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 開催場所:鈴鹿サーキット
2021年7月17日(土) 予選 天候:晴れ
2021年7月18日(日) 決勝レース 天候:晴れ

三重県鈴鹿サーキットで、全日本ロードレース選手権第5戦が行われた。

木曜日からスポーツ走行がはじまり、前戦の筑波大
会の結果を受けて、チームはマシンにこれまでと大きく違うセッティングを施した。木曜日と金曜日 2 日間、星野選手は大きく変わったセットにやや手こずり、試行錯誤を繰り返しながらの走行となった。渥美選手はキャラクターの大きく違うマシンを難なく乗りこなし、着実にタイムを縮め予選を迎えた。

<ST1000 クラスレポート>
#6 星野 知也 選手 予選 12 位 2’10.947 決勝 8位
#14 渥美 心選手 予選 4位 2’09.745 決勝 リタイヤ
7月 17 日 土)公式予選 WEATHER: 晴れ COURSE: ドライ
ST1000
クラス予選は全クラスの 1 番最後、ピツトビューイングの後に行われた。新しいセットに好感触を得ていた渥美選手は 予選開始早々に 2 分 9 秒台のタイムを出し、更なるタイムアップを試みながら走行。
最終的には 2 分 09 秒 745 のタイムで予選 4 位、セカンドロウを獲得した。
星野選手は様々なセットを試みたが良い方向性が見つからず、序盤に出した
2 分 10 秒 947 がベストタイムとなり 12 位のポジション から 決勝レースを戦う事となった。
7月 18 日(日)決勝レース 11Lap WEATHER: 晴れ COURSE: ドライ
ST1000
クラス 11 周の決勝レースがスタートし、ホールショットはホンダに乗る #3 作本 選手、 渥美選手はオープニングラップを 3 位で通過した。 3 周目のスプーンカーブで#39 岡本選手を捉えて 2 番手に浮上し、アグレッシブな走りで 4 周目にはこのレースのファステストラップとなる 2 分 09 秒 258 をマークする。
5周目のシケインで#3 作本選手をパスしてトップとなるも 6 周目のストレートで抜き返され 2 台の激しいトップ争いが続く。その間に後方から #37 渡辺選手と岡本選手が迫り、トップ集団は 4 台となった。
7周目 のバックストレートで 渡辺選手に先行を許すもシケインで再び抜き返して 2 位を死守、レースは終盤へと突入する。渥美選手は 8 周目のデグナーカーブ 2 個目でインを突き、作本選手を巻き込む形で転倒してしまいそのままリタイヤとなった。
一方星野選手は決勝レース前にセットアップを変更したが、いつものような走りを取り戻せずペースが上げられないまま苦しい戦いとなった。最後まで諦めずに走り 9 位でフィニッシュしてポイントを獲得。
その後、2 位となった岡本選手が失格となり、正式結果は 8 位となった。
渥美選手の走りは誰の目にも大きなインパクトを与え、そのまま走っていれば表彰台を獲得できたと思うと残念な終わり方となった。今回の教訓を生かし次戦岡山での活躍を期待しよう。

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