第5回 ソケットレンチ基礎編
工具に関する情報を分かりやすくお届けする【知っとかないTONE!】の連載企画 第5回を公開します。
この連載を読んで、 皆さんもTONE工具マスターになってください。
第5回目は、「ソケットレンチ基礎編」
ソケットレンチは、ソケットと各種ハンドルやアタッチメントと組み合わせて使う工具です。ソケットの特長は、
ボックス状になっているためスパナやモンキと違いボルト・ナットを完全に抱き込んだ状態で使われるので、
滑ったり、外れにくく、大きなトルクを出すのに最適です。
また、最大の特長である接続部分は、四角形の凸と凹があり、差込角または、角ドライブといい、
その寸法によって差込角6.35mm・9.5mm・12.7mm・19.0mm・25.4mm・38.1mm・63.5mmの7通に分類されます。
昔、差込角をインチ寸法で表してたため、現在もインチ寸法のミリ換算で表示され分類されています。
また、会話などで使われるのが2分(ブ)3分、4分、6分などの呼び方です。
これは、インチサイズの分母を8で通分した時の分子の数値です。
【ソケット形状】
ソケット形状は、6角、12角(ダブル6角)の2種類あり、12角(ダブル6角)はボルト・ナットに差し込みやすく作業性に
優れるのが特徴です。また、8角(ダブル四角)や12角(トリプル四角)等の特殊なソケットもあります。
【スタンダードとロング】
普通ソケットの約2倍の長さのロングもあり、ボルトの逃がし穴が付いているのでディープソケットともいいます。
【サイズ】
ボルト径とボルト・ナットの二面幅寸法はボルトの種類によって異なります。
したがってソケットのサイズは、六角二面幅寸法によって表現します。
表のサイズがTONEで標準で用意しているサイズになります。
【豆知識】
①ボルト・ナットが緩まない場合は、
潤滑スプレーをねじ山の隙間に浸透するように吹き付けて、しばらく時間を置き
作業すると簡単に緩む場合があります。
※再度締付ける場合は,潤滑剤などを完全に拭き取ってから作業してください.
②TONEは、ソケットを国産で最初に作ったメーカーです。
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