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2023.11.15 SUPER GT

4位でフィニッシュ! ライバーズランキング、チームランキングともに5位で2023年の戦いを終える【No.1 MARELLI IMPUL Z】

No.1 MARELLI IMPUL Z
平峰一貴/ベルトラン・バゲット
 2023年スーパーGT最終戦が11月4日(土)~5日(日)に栃木県のモビリティリゾートもてぎでMOTEGI GT 300km RACE GRAND FINALとして開催されました。予選10位からスタートしたNo.1 MARELLI IMPUL Zのベルトラン・バゲットは10周目までに5位に順位を上げ、ステアリングを引き継いだ平峰一貴はレース終盤の降雨でドライとウエットの入り混じるコンディションの中、スリックタイヤで走り切り4位でフィニッシュ。ドライバーズランキングをひとつ上げ5位、チームランキングも5位となり、カーナンバー1を背負いディフェンディングチャンピオンとして戦った今シーズンの幕を閉じました。
11月4日(土)公式予選
天候/曇り コース/ドライ
気温/23℃ 路面温度/29℃ 湿度/51%
観客動員/1万5600人

 最終戦となるこのレースではポイントによるサクセスウエイトはありません。全車ハンディなしの純粋に速さと強さの争いです。残念ながらチャンピオン獲得の権利を失っているTEAM IMPULでしたが、最終戦には勝利を目指して、ランキングをひとつでも上げるべくモビリティリゾートもてぎにやってきました。
 予選日の天候は早朝から濃霧に見舞われたものの、午後には曇り空ながら霧は解消していました。
午前中に行われた公式練習ではNo.1 MARELLI IMPUL Zは6位となる1分37秒287をマーク。予選Q1には自信を持って臨みました。
 Q1はいつものように平峰一貴が担当。平峰は1分36秒637のタイムをマークしましたが10位となりQ2進出を果たすことができませんでした。
 決勝に強いTEAM IMPULは10位から巻き返しを狙うことになりました。

11月5日(日)決勝
天候/曇り時々雨 
コース/ドライ & ウエット
気温/23℃ 路面温度28℃ 湿度/68%
決勝レース距離/4.801㎞×63Laps=302.463㎞観客動員/3万人

 決勝日の天候も曇り。スタート直前にはコースの一部で小雨も降り始めましたが、スタート時点でのコースコンディションは基本的にドライ。定刻通り13時にパレードラップがスタートし、続けて1周のフォーメーションラップの後、レースが正式にスタートしました。
 No.1 MARELLI IMPUL Zのスタートドライバーを務めたのは今回もベルトラン・バゲット。10位からスタートしたバゲットは1周目の第3コーナーでNo.16 大津弘樹(NSX)を抜き9位にポジションアップ。レース序盤にコースの一部で雨が降り始め難しいコンディションの中、バゲットは7周目にNo.64 伊沢拓也(NSX)を抜き8位、8周目にNo.14 大嶋和也(スープラ)を抜き7位、9周目にN0.8 大湯都史樹(NSX)を抜き6位、更に10周目にNo.100 木村偉織(NSX)を抜き5位。ベルトラン・バゲ ットは何とレース序盤に5台抜きを演じました。
 25周目にNo.3千代勝正(Z)がピットインし高星明誠に交代するとNo.1 MARELLI IMPUL Zは4位に上がりました。26周目にNo.1 MARELLI IMPUL Zもピットインしベルトラン・バゲットから平峰一貴に交代し9位でコースに復帰しました。
 32周目にNo.14 大嶋和也(スープラ)がピットインし山下健太に交代すると、平峰一貴は8位に上がり、34周目にNo.39 関口雄飛(スープラ)がピットインし中山雄一に交代すると7位、40周目にNo.37 笹原右京(スープラ)がピットインしジュリアーノ・アレジに交代すると6位、41周目にNo.16 大津弘樹(NSX)が福住仁嶺に交代すると5位と着実にポジションを上げて行きました。
 44周目の第1コーナーでNo.64 太田格之進(NSX)がGT300クラスの車両と接触しコースアウトしたためFCYとなりましたが、順位に影響はありませんでした。
レース中盤は雨が収まっていたのですが、レースも残すところあと10周ほどとなったあたりでコースの一部で大粒の雨が降りだし、コースの一部がウエットという難しいコンディションとなりました。
 残り6周、No.17 塚越広大(NSX)がピットインしレインタイヤに交換。No.1 MARELLI IMPUL Zの平峰一貴は4位にポジションアップし、スリックタイヤのまま難しいコンディションのコースを走り続けました。
 残り5周、トップを走行中のNo.3 高星明誠(Z)がウエットコンディションとなっていたS字カーブでコースアウト。ここで2回目のFCYとなりましたが、No.1 MARELLI IMPUL Zの平峰一貴は表彰台圏内の3位にポジションアップしました。
 スリックタイヤで健闘していた平峰一貴でしたが、FCYが解除された残り3周の第3コーナーでレインタイヤに交換していたNo.17 塚越広大(NSX)に先行され4位に順位を下げました。No.1 MARELLI IMPUL Zはそのままの順位でチェッカーを受け、あと一歩というところで今シーズン2度目の表彰台に上がることはできませんでした。
最終戦を終えた結果、No.1 MARELLI IMPUL Zの平峰一貴/ベルトラン・バゲット組はドライバーズポイントを8pts.追加し、トータル46pts.としてドライバーズランキング5位。TEAM IMPULはトータル69pts.とし、チームランキング5位で今シーズンを終えました。

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