知っとかないTONE
第40回 ソケットの選び方 6角と12角(ダブル6角)編
第40回目は、「ソケットの選び方 6角と12角(ダブル6角)編」
ソケットには6角と12角(ダブル6角)があり、どちらも同じ用途で使用します。
この2つのソケットにはどのような違いがあるか?
ソケット6角と12角(ダブル6角)はなぜあるの?
6角のソケットは、作業性は12角(ダブル6角)に劣るもののなめたボルトや錆びたボルトには、有効な場合があります。
12角(ダブル6角)のソケットはボルトナットに差し込みやすく作業性に優れています。
ラチェット機構を持たないハンドルを使うと12角(ダブル6角)の場合、30度あれば回せますが、6角の場合、振り角が60度必要となり2倍必要になります。
プロの作業者は、作業により使い分けて両方揃えて持っている方が多いです。
ソケット6角と12角(ダブル6角)の強度は?
12角(ダブル6角)だと6角に比べて強度が落ちると思いがちですが、現在の12角(ダブル6角)ソケットは材質や精度も良く、面接触(ストロングドライブ)という形状により6角にも負けない強度があります。
同じようにボルトナットの締め・緩め作業に使用するコンビネーションレンチやめがねレンチは12角(ダブル6角)となっています。
使用する上では、ソケット6角と12角(ダブル6角)の強度は変わりません。
ストロングドライブ
TONEのソケットはボルトナットを傷つけにくく、伝達効率に優れた面接触形状を採用しています。
豆知識
スパナやモンキレンチは横からのアクセスに優れていますが、2面だけで回す事になる事から慎重に作業しないとボルトをなめやすいと言えます。