シリーズ連覇達成!【HKS】
2024年 JAF全日本ダートトライアル選手権年間報告
2023年に続きシリーズ優勝、連覇達成!
・第1戦京都 3月23日~24日【優勝】
・第2戦那須 4月20日~21日【2位】
・第3戦北海道 5月25日~26日【優勝】
・第4戦輪島 6月15日~16日※能登半島地震の影響により中止
・第5戦青森 7月13日~14日【優勝】
・第6戦エビス 8月3日~4日【4位】
・第7戦那須 8月31日~9月1日【3位】
・第8戦「テクニックステージタカタ」 10月12日~13日【4位】
・JAFカップ北海道【欠場】
2024年シリーズ ランキング |
田口勝彦 選手:1位 鎌田卓麻 選手:2位 炭山裕矢 選手:3位 |
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第1戦京都【優勝】
練習走行日未明から雨が降りパドックは水没、コースはぬかるみや水たまりが混在するマッド路面。
経験したことのない路面に苦戦し、マイナートラブルもありながら車両、ドライバーとも徐々にアジャストして調子を上げていき、
2位炭山選手と0.245秒差で優勝。連覇に向けて幸先の良いスタートとなりました。
開幕戦「京都コスモスパーク」
第2戦那須【2位】
第1戦とは打って変わって終始ドライ路面。散水しても瞬く間に乾いて土埃が舞い、削れた路面の底から岩が無数に顔を出してクラッシュやパンクが多発。舗装路を横切ったり、車両の半分だけ舗装路といった独特のコースレイアウトで境目の段差でホイールにダメージを負うこともあり、やや高めの空気圧に設定してパンク対策としました。前半はトップタイムだったのですが、後半で離されてしまい、
トップ鎌田選手から0.216秒差で2位となりました。
第2戦「丸和オートランド那須」
第3戦北海道【優勝】
コースの中で砂が多い硬質ダートと、土が多い林の湿地が混在。林区間は大きい段差もある過酷なコースでした。練習走行日にはサスペンションを破損するもセッティングで対処し、決勝日には1本目、2本目ともベストタイムを記録。2位鎌田選手とは0.127秒の差でした。
前半戦3戦を終えて2勝といい形で折り返すことが出来ましたが、どれも0.3秒以内の差の厳しい戦い。気を抜かず後半戦に備えました。
第3戦「オートスポーツランドスナガワ」
第4戦輪島
※能登半島地震の影響により中止
第5戦青森【優勝】
斜面を縦横無尽に張り巡らされたアップダウンの多いテクニカルなコースで非常に硬い路面。全日本ラリー、AXCR、そしてダートラと今期は特性の異なる3台を掛け持ちする田口選手は練習で感覚が合わず苦しんだものの、決勝は1本目、2本目ともに中間、合計タイムでトップ。2位の炭山選手とは1.225秒差という驚異のタイムで完全勝利!第4戦中止により全7戦、有効ポイントは5戦ベストとなったため、
この3勝目でシリーズ連覇に王手がかかりました。
第5戦「サーキットパーク切谷内」
第6戦エビス【4位】
元々が舗装路のサーキット、舗装の上に細かい砂利を撒いた硬質ダート路面で走行が進むと完全にアスファルトが露出します。夏場の開催で非常に暑く選手が3人倒れ救急車が出動し、走ってもミスコースが続出する波乱の展開でした。結果は4位となりましたが、3位とは0.005秒、2位とは0.052秒差の大激戦でした。
タイトル争い外の選手の優勝により2位であれば連覇確定だっただけに悔しい思いはしましたが、可能性はグッと高まりました。
第6戦「エビスサーキット」
第7戦那須【3位】
今シーズン2度目の那須、台風10号の影響による雨でコースの一部が水没して使えず。雨が止んでもコース内に水が湧いてダートラではめったにお目にかかれない川渡りやウォータースプラッシュなども見られました。かたや影響のない部分は散水するほどのドライで未経験のハイブリッドコンディション。1本目は炭山選手がトップ、2本目はタイトル争いをしている鎌田選手が意地を見せてベストタイムを更新、チャンピオンの可能性を首皮一枚残すも炭山選手が取り返して優勝。これで我々の連覇が確定しました。中間タイムでは炭山選手を上回ったものの、後半が届かずトップから0.592秒差で3位となりました。
第7戦「丸和オートランド那須」
第8戦広島【4位】
23年に大逆転シリーズチャンピオンを決めた田口選手のホームコース、テクニックステージタカタ。
硬質ダートと砂利がメインのドライ路面で、走行により轍状に路面が掘られていき、ラインを外すと柔らかく堆積した土に足元を掬われるコンディションでした。練習走行から白熱したタイム合戦が繰り広げられ、中間ベストを記録した直後にまさかの転倒。場所を移して損傷確認と修復作業をし、何とか決勝を走行できたものの、空力パーツを欠いた状態では満足な走りは出来ず、結果はトップから0.389秒差で4位に終わりました。
第8戦「テクニックステージタカタ」
JAFカップ北海道【欠場】
第8戦の転倒のダメージは大きく、欠場して車両修復を進めることとなりました。第8戦の時点でDクラスのエントリーが5台、うち1台はクラスが成立しないとの理由でSC2クラスの選手を含めての台数でしたが、エントリーしていた2台が第8戦で転倒しました。3台の出走でクラス成立という特例も発行されましたが、Dクラスはクラスが成立しませんでした。