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2022.05.31 SUPER GT

粘り強く最後まで走り14位でフィニッシュ【2万1,000人のファンが1年ぶりのGTレースを楽しむ】

2022 AUTOBACS SUPER GT Round3 たかのこのホテル SUZUKA GT 300km
予選:5月28日(土)
決勝:5月29日(日)鈴鹿サーキット 

2022年SUPER GTシリーズ第3戦は、5月29日に鈴鹿サーキットにおいて300kmの決勝レースが行われた。
2万1,000人のファンが1年ぶりのGTレースを楽しもうと朝早くからサーキットを訪れた。
5月というのに気温は32℃まで上昇し、まるで真夏の気候となり、タイヤには厳しい展開となった。
決勝レースの前、13時10分から20分間のウォームアップ走行が行われたが、muta Racing GR86 GTはスタート担当の加藤が2分1秒796とトップとは0.994秒差の10番手につけ、決勝に期待がかかった。セッションは11分が経過した時点で、1台のGR86 GTがクラッシュ。赤旗が掲出され中断となり、そのままセッションは終了となった。
ウォームアップ走行のクラッシュのためにガードレールの修復工事が行われたこともあり、決勝レースは10分遅れで進行することになった。気温32℃、路面温度47℃の14時40分に2周のフォーメーションラップが始まり、14時47分にグリーンランプが点灯しレースはスタートした。12番グリッドからスタートを担当した加藤は順位を守り周回を重ねた。9周目に日立Astemoシケインでクラッシュした車両がありセーフティカー(SC)ランとなった。隊列を組み直し13周完了の時点でリスタート。加藤はチームの予定どおり16周でピットインして堤に交代した。
早めにピットインしたこともあり堤は大きく順位を落としたが、他チームがピットインをすると徐々にポジションを上げ、21周目には16番手となった。レース中盤には96号車RC F、4号車メルセデスや55号車NSXに挟まれた14番手争いを展開。しかし33周目には55号車と4号車にかわされ再び16番手となるなどペースが上がらない苦しい展開となった。
36周目には2台の車両のアクシデントによりこの日2回目のSCとなった。40周完了でリスタートとなったが、堤は粘り強く最後まで走り14位でフィニッシュ。トップ車両と同一ラップで、チームポイント3点を追加した。

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