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2022.07.01 DRIFT

マッドマイク選手、シリーズチャンピオンを獲得してからの2年ぶりの参戦【RedBull with Team Magic Toyo Tires Drift】

フォーミュラードリフト ジャパン 第2戦
エビスサーキット 2022年6月18日~19日

RedBull with Team Magic Toyo Tires Drift

ドライバー マッドマイク選手

車両 マツダ RX-7 FD3S

チームとしてのFDJ参戦は2018年にシリーズチャンピオンを獲得してからの2年ぶりの参戦となります。

コロナも少しづつ落ち着きを見せ、マイク選手がビザ取得出来たため参戦が出来ました。

急遽の参戦にもかかわらず、多くの方々のご協力のもと参戦が出来ました。ありがとうございました。

マイク選手はこの2年間ニュージランドから出国が出来なかった為、コンペティションの参加も2年ぶりとなりました。

6月10日に来日してから数日間は打ち合わせや車両の確認を行いました。

13日にはスズカツインサーキットにてテスト走行を行い、車両、ドライバーの確認に時間を費やしました。

昨年度からFDJのタイヤレギュレーションが変更となり、2018年にシリーズ優勝した際のTOYOタイヤR888RDのハイグリップタイヤは使用できず、

R1Rを使用しての参戦となります。

このレギュレーションはトレッドウエア(タイヤの転がり抵抗数値)が以前は制限有りませんでしたが、昨年からトレッドウエア200以上(市販のハイグリップタイヤ)のタイヤしか使用が認められていません。

このタイヤ変更に伴い、以前は18インチでしたが本年より19インチに変更、大口径に変更してタイヤのグリップをより得る作戦をとりました。

もちろんこのテストで様々なタイヤテストも行いました。

(6月17日 金曜日 エビスサーキット 合同練習走行日 天候 ウエット~ドライ)

この日より合同練習走行が始まります。

練習走行は土曜日の予選前まで1台合計12本の走行が与えられております。

この12本をどの様に使用するかはチーム力にかかってきます。

12本それぞれにメニューを組んで、考えながらの走行となります。

午前中は小雨もあり、走行は午後からとなりました。

コースレイアウトは昨年より大きく変更され、インクリップのないアウトクリップが5か所あるレイアウトに変更されました。

この日は8本走行して、車両のセットアップ変更を行い無事に終了しました。

(6月18日 土曜日 練習走行 予選 天候 ドライ)

午前中の練習走行の時間は短く、参加台数が全て一斉にコースインする為にあまり走行本数は望めません。

その中でも確実にメニューをこなし、練習走行をトラブルなく終了しました。

<予選1本目>

FDJの予選は順位の低い選手からの走行となります。

マイク選手は第1戦が不参加だったので、予選は3番目の走行となります。

マイク選手がファンを魅了する1つの要因として、ダイナミックな走行をすることです。

ただ予選では確実かつスムーズは走行を求められていますが、この予選1本目ではファンが喜ぶダイナミックな走行をしたいとの事で、全てのコーンを跳ね飛ばす走行

を披露してポイントは83点でした。1本目を走行終了した時点で7位でした。

<予選2本目>

2回目の予選は全選手がポイントを伸ばしてくる予想がある為に、マイク選手もポイントを伸ばす必要があります。

1本目よりスムーズに、確実にアウトクリップを取る走行に努めました。

結果は87点とポイントを伸ばすことが出来ましたが、予選10位となりました。

(6月19日 日曜日 決勝 天候 ドライ)

朝一番の追走練習は先行、後追いの2台での練習走行となります。

各ドライバーは先行、後追いを交互に走行しらければいけません、先行、先行、先行と連続での練習は出来ません。

必ず、先行、後追いを順番に練習します。

マイク選手は5回の走行を練習することが出来ました。

<ベスト32>

1回戦の相手は、車格の違う齋藤育夫選手のJZX100チェイサーです。

マイク選手が先行でのスタートとなりましたが、マイク選手のフライングによりやり直しとなりました。

ただこの走行で齋藤選手の車両にトラブルがあり、5分間ルール(1戦で唯一1回使える修理の時間)適応で5分以内に修理を終えて、スタートラインへと戻ってきました。

もし、マイク選手がフライングせずに走行していれば、齋藤選手1本目は0点となっていたため、勝利が確実でしたが、仕切り直しの走行となり流れが悪くなってしまいました。

しかし、マイク選手は先行、後追い共に完璧な走行を見せ、3人のジャッジはマイク選手の勝利を宣言しました。

<ベスト16>

2回戦の相手はエビスサーキットの従業員でもありホームコースとしている末永直人選手です。

車両はZ34のVR38エンジンのハイパワー車となります。とても手ごわい選手です。

マイク選手は後追いからのスタートとなります。

末永選手はとても速い選手なので、マイク選手は100パーセントの力でスタートして、1コーナーへと飛び込みました。

しかし、思ったほどのスピードは無く末永選手と1コーナーへと飛び込む際の車速差があり、マイク選手は行き場所がなく追突防止のため外へハンドルを切り、コース外を走行してしまいました。

これにより後追いのポイントは0点となってしましました。

入れ替えの先行ですべての力を使って、ファンが喜ぶようなダイナミックな走行を披露しましたが、結果敗退となりました。

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