知っとかないTONE
第53回トルクレンチの使い方編
第53回目は、「トルクレンチの使い方編」
トルクレンチは、組立や整備など、正確なトルクでのボルト・ナットの締結に
欠かすことのできない重要な工具です。
使用方法を正しく守って使用することが大切です。
●ゆっくりと作業する
オーバートルクによる破損を避けるため、体重をかけたり
弾みをつけず、ゆっくりと力をかけてください。
●正しい方向で締付ける
基本的にトルクレンチが使用できるのは一方向のみです。
●正しく手力加圧線(力点)を持って作業する
トルクレンチを使用する際には、正しい手力加圧線(力点)で力をかけましょう。
力点は、トルクレンチを握る位置のことで、グリップの中央にあります。
力点がずれると、正確なトルクでの締め付け作業が可能になります。
●締めすぎない
プレセット型トルクレンチを使用する場合、設定トルク値に達すると
「カチッ」という音、または手に軽い「ショック」でお知らせします。
必ずそこで締付け作業を止めてください。
それ以上締付けるとオーバートルクになります。
ボルトを締めた際のカチッ!というクリックは1回したら
そこで締付けを完了!!