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2024.11.12 MFJ

2024 MFJ 第8戦 自己ベストを更新!レース2でシングルフィニッシュを果たす!!【関口太郎】

旱くも最終戦を10月26日・27日に三重県・鈴鹿サーキットで迎えた全日本ロードレース選手権。関口は、昨年に続きドイツのアルファレーシングから"Type7"と呼ばれるキットエンジンにエンジニアのジュリアン ・ ペニッツ に来てもらうバッケージで挑んだ。ジュリアンは、今年の鈴鹿8耐は別チームの担当となってしまったが、 昨年は鈴鹿8耐と全日本最終戦で担当してもらい、 仕事の能力や進め方が分かっていたため再び指名した。

今年も最終戦は事前テストがなく、木曜日の特別スポーツ走行からレースウイークがスタートした。まずは、去年の最終戦と今年の鈴鹿8耐のデータをミックスし発展させたセットで走り出すものの、 フィーリングは今ひとつで攻められる状態ではなかった。木曜、金曜と30分のセッション が2本ずつと限られた時間の中で、 タイヤ選択も含め、 マシンセットを進めながら、金曜日の2本目にようやくまとまってきた感じが出て来たこともあり、 ユーズドタイヤでロン グランの感触もつかみつつ、 土曜日の予選、レース1に向けての見通しがついてきていた。

公式予選では、昨年出した自己ベスト2分08秒589を更新するのが目標だったが、あくまでもアベレージを上げることを一番の目的としていたためタイム更新は灘しいと思っていた。 セッションが姶まると、 まずは集団の中で樺子を見るが、けん制し合い走りにくい状態のためピットイン。 マシンをアジャストし、 そのままユーズドで出て行き アタックすると2分07秒521が出て良い手応えだったためピットイン。 ニュータイヤを履き、 タイムアタックに入ると2分07秒232を記縁。その次の周に2分06秒352をマーク! 自己ベストを更斬することに成功。計測最終周に2分7秒097を出し、 これがセカンドベストとなった。

14週で争われたレース1は、 スタートはまずまず決まり、 11番手でオープニングラップを終えると前の集団を追っていく。3周目に日浦選手にかわされ12番手となるとベースが落ちて来た長島還手が前に来る。何度か仕掛けていくが接触しそうになった場面も少なくなかった。レース2もあるため、リスク避けて12位でゴールすることを選んだ。

レース1でのフィーリングは悪くなく、レース2に向けて朝のウォームアップ走行で違うセットを試したが、思っていた方向にいかなかったため、さらに道の方向にセットを振りレース2に挑むことにした。2024年シーズン最後の決勝となるレース2。スタートを決めた関口は、 3コ ーナーでヨシムラの渥美還手をかわしポ ジションアップ。しかし、NIPPOコーナー立ち上がりで大スライドを起こすが何とかハイサイドにならずに戻ることができ、 オープニングラップは10番手で戻ってくる。2周目に渥美選手に抜き返されるが3周目に前で2台転倒があり9番手に浮上する。その後は、 前のライダーを追いながら2分07秒台から2分08秒前半で周回。9周目に2台が転倒す るアクシデントが発生しセーフティ ーカーが介入。残り3周でレースは再開されると、前で転倒、コースアウトがあり7 番手に浮上。15周目に1台にかわされるが、8位でチェッ カー!シングルフィニッシュで2024年シーズンを締めくくった。

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