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2024.11.13 MFJ

2024 MFJ 第8戦 4連覇を達成!【P.MU 7C GALESPEED】

尾野弘樹選手(P.MU 7C GALESPEED)が優勝で4連覇を達成した。

13周で争われたレースは、レース前半から尾野選手、若松怜選手(JAPAN POST docomo business TP)、高杉奈緒子選手(TEAM NAOKO KTM)の3人が抜け出して激しいトップ争いを展開。この3者によるバトルは最終ラップまで続いたが、最終シケインで若松選手がコースアウト。転倒を免れた若松選手はそのままコースに戻ったが、そこで高杉選手と接触。これで高杉選手は2位の座を逃してしまった。レースは尾野選手が制して4連覇を達成。2番手でチェッカーを受けた若松選手だったがショートカットにより30秒加算のペナルティとなり11位。代わって木内尚汰選手(Team Plusone)が2位、レース中にファステストラップを記録した岡崎静夏選手(JAPAN POST HondaDream TP)が3位となり、初めて表彰台に上がった。高杉選手は4位でレースを終えることになった。


監督コメント:仲城英幸

尾野弘樹
最終戦鈴鹿ラウンドのレースウィークの4回のフリー走行の結果は、2番手でした。タイトル争いをしていて岡山国際大会で優勝し勢いがある若松選手が終始トップタイムをマークしていました。今大会で先にゴールした者がタイトル獲得と言う条件の中、予選でも状況は変わらずラップタイム、アベレージタイムも決勝に向けて不安の残る結果でした。レース前日には、規定周回数による赤旗でのレース中断での順位決定もある為、コントールタワー通過時は極力、若松選手の前で走行するようにと注意はしました。スタートが切られたレースで、尾野はレースを引っ張り、抜かれては抜き返すレース展開の中、チームの期待に答え見事にトップでチェッカーを受けてくれました。

徳田翔
チャレンジカップ使用のバイクで今シーズン参戦していましたが、チャレンジカップでのタイトル獲得が不可能になり、今後のレース活動を行う上での確認の為、急遽J-GP3使用のバイクで参戦する運びとなりました。初日のフリー走行でバイクの確認から入りタイム的には21秒台前半まで伸ばし予選を迎えました。単独走行では中々タイムを伸ばせないものの、ペースのいいライダーと走行した際には区間タイム、ラップタイムも良く、チームもレースに対して期待がもてました。レースでは10位争いを展開しましたが、チェンジロッド破損の為リタイアとなり残念な結果となりましたが、今シーズンのレースの中ではライダーにとって収穫のあるレース内容であり、今後のレースに生かしてくれると思います。

24年シーズンの尾野弘樹、徳田翔のレース参戦にあたりチームとして最高の形で締めくくれました。応援、ご支援をしていただき心から感謝申し上げます。ありがとうございました。


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